希少金属は非鉄金属のうち、様々な理由から産業界での流通量・使用量が少なく希少な金属のこと。
鉄、銅、亜鉛、アルミニウム等の
ベースメタル(コモンメタルやメジャーメタル)
や金、銀などの貴金属以外で、産業に利用されている非鉄金属を指すことば。
「レアメタル」は、日本独自の用語であり、海外では「マイナーメタル」と呼ばれている。
レアメタルの産出地は、中華人民共和国・アフリカ諸国・ロシア・南北アメリカ諸国に偏在しており、産地に関する特徴として、ほとんどのレアメタルが産出量上位3カ国で50%〜90%の埋蔵量を占めている点にある。
なお、日本でも
黒鉱ベルト(グリーン・タフ)
と呼ばれる、鉛、亜鉛、バリウム、アンチモン、ビスマスを豊富に含む鉱床が存在している。
ただ、硫化鉱と諸金属からの分離に手間がかかるために、従来はコスト的に引き合わないため開発はしていない。
主産物である鉱石の採掘を停止すると副産物の産生も行なわれなくなるため日本では、2006年2月に豊羽鉱山の採掘・操業が停止されたことに伴い、世界第1位の産出量であったインジウムの供給源を突然失っている。
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構法によって
経済安全保障の理由
から供給停止などの障害に備えて、平常時の消費量を基準にして
国家備蓄の42日分
民間備蓄の18日分
の合計60日分の国内備蓄が
石油天然ガス・金属鉱物資源機構
によって行われている。
備蓄対象となっている品目はニッケル、クロム、タングステン、モリブデン、コバルト、マンガン、バナジウムの7元素である。
紛争や混乱などの政治的理由に伴い供給の障害が生じた場合は緊急放出を行い、市場価格が高騰した場合も国家備蓄分を売却することで価格の安定化を図るとしている。
日本の排他的経済水域内にはレアメタルの含有量の高い
マンガンノジュール
コバルトクラスト
熱水鉱床
が広く確認されており将来の開発が期待される。
石油天然ガス・金属鉱物資源機構は2011年より資源エネルギー庁の委託により沖縄トラフと伊豆・小笠原諸島沖の海底の金銀やレアメタルなど深海資源を採掘する技術の実用化に乗り出している。
世界初の深海採鉱ロボットで鉱石を掘り出し、パイプで母船へ送る採鉱システムを開発し約10年後の商業化を目指すもの。
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