風水(ふうすい)は、古代中国の思想で、都市、住居、建物、墓などの位置の
吉凶禍福
を決定するために用いられ、運気や気持ち(感情)などの気の流れを
物の位置で制御
するといった思想のこと。
人の体にある経絡(けいらく、Meridian)と似た扱いでもある。
なお、経は経脈を、絡は絡脈を表すもので古代中国の医学においては、人体の中の
気血榮衛
という気や血や水などといった生きるために必要とされているもので、現代で言う代謝物質の通り道として考え出された。
経絡に相当するものを風水で龍脈と表現した。
なお、欧米では遺跡が一列に並んでいるように見える直線「レイライン」などと同じようなものと表現している。
言い換えるとすれば人のツボに相当するのが、龍穴でありパワースポットとされている。
ツボへの刺激でから全体の健康状態が改善することを考えれば良いでしょう。
もともと、龍脈は山の高い部分をつないだ線で凸部、龍穴は龍脈が地に落ちた凹部としており、地中を流れる気のルートのことでもある。
大地の気は山の尾根伝いに流れると考えられており、その流れが龍のように見えることから「龍脈」と呼称している。
風水では、この「龍脈」の気が噴き出すポイントとされる「龍穴」に住むと、一族は永きに渡って繁栄できると考えられている。
龍脈を自分の家に取り込むことができれば、自ずから運気は上昇しすることになる。
「龍脈」は、山脈の最も高い山(太祖山 たいそざん)の山頂からはじまり、山脈の尾根伝いにいくつもの支流をつくりながら流れ、その先に「穴(けつ)」を結ぶと考えられている。
この「穴」とは大地の気が集まっている場所ということになりますが、「穴」を結ぶためには力強く曲がりくねっている必要となる。
勢いがなく、まっすぐに伸びた龍は良い「穴」を結ばないとされる。
また、龍脈の途中で再び高くなっている山の山頂を
「少祖山(しょうそざん)」
と称し、龍が穴を結ぶ直前の山を「父母山」と呼び北の星宿の神格化ともされる「玄武」と言う亀に似た神獣に例えられる。
軍事的な活力が高まり中国の領土が西方に広がった当時の唐朝の時代に書かれた
「撼龍経(かんりゅうきょう)」
によると、地球上の最も巨大な龍脈は
崑崙(こんろん)山脈
より東西南北に4つの支流が流れているものとし、政治的な世界観の広がりが背景にあるようにも見えます。
そのうち西に流れる大きな流れの龍脈は、ヨーロッパのアルプス山脈にまで流れ、南へ流れる龍脈は台湾から東南アジアへ、東へ流れる龍脈は中国本土へ、そして北へ流れる龍脈はモンゴルからロシアの最東端へと流れ、カムチャッカ半島を通って日本列島へと流れるともされています。
日本列島に限ってみれば、富士山は重要な太祖山となり、ここから発した龍脈は東京の皇居付近に穴を結んでいるとも見なされます。
ひとこと
「気迷い」なども気の流れが停滞し方向性を失った時に起こるものだ。
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posted by まねきねこ at 21:00| 愛知 ☀|
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