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2009年11月25日

尾去沢鉱山 奥州藤原三代の繁栄に大きく貢献した金鉱山

 平安時代後期に奥州藤原三代の繁栄に大きく貢献した
   尾去沢鉱山
は伝説では和銅元(708)に発見されたと言われています。
 秋田県鹿角市にあった鉱山で銅や金を生産した。→ ranking

 戦国時代がほぼ終わった慶長3年(1598年)南部藩士
   北 十左衛門
が白根(小真木)金山を発見した。
 続いて五十枚金山(尾去沢)西道金山(尾去沢)を開発しました。
 金が枯渇してきた1695年(元禄8年)には銅鉱が発見され、別子銅山、阿仁銅山とならび、日本の主力銅山の一つとなった。

1889年(明治22年)に岩崎家、1893年(明治26年)に三菱合資会社の経営することとなり、近代化が図られた銅鉱脈が次々見つかり順次開発が進みました。
 
 なお、銅資源の枯渇と価格低迷により昭和53年(1978年)閉山しました。
 鉱山歴史の坑道(みち)は、尾去沢鉱山の800kmにおよぶ坑道のうち、1.7kmを整備して造られた世界的な規模の観覧施設で砂金採取体験ゾーンなども完備しています。→ ranking
 
 なお、十左衛門は、鹿角の金山奉行として盛岡藩初期の豊かな財政作りに大いに貢献しましたが、慶長19年(1614)に藩内から姿を消し大阪冬の陣籠城の際、豊臣方の武将として現れ
   南部十左衛門
と名乗ったため、徳川方に味方していた盛岡藩二代藩主南部利直が将軍秀忠から詰問されています。
 なお、豊臣方の滅亡後に逃走したものの伊勢で捕らわれ利直によって新山川原で処刑されました。→ ranking
  
  
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2009年11月24日

アスガト銀鉱山

 アスガト銀鉱山はモンゴルのバヤンウルギー県庁所在地から170`ほどのところに位置し、銀6.8d、銅21万9000dの埋蔵量があるといわれている。

  
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2009年11月21日

グアナファト( Guanajuato/メキシコ)

 グアナファト州の州都で1548年にスペイン人ヨハン・ラヤスによって最初の銀鉱脈が発見された、メキシコ・シティの北西にある標高2,050mの爽やかな高原の鉱山都市。

 1766年に豊富な鉱脈が発見され栄えたバレンシア鉱山等がある。
 18世紀に世界の銀の約1/3を産出し、銀の富が町の開発に使われ、コロニアル様式の美しい町並みを作り出した。
  
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2009年11月19日

ゴスラー(Goslar/ドイツ) 1000年以上採掘が続く鉱山都市


ゴスラー

  (Goslar)
  
 ドイツ中部・ハルツ地方にある神聖ローマ帝国の経済基盤となった鉱山と帝国中心の都市。

 ランメルスベルグ鉱山は、ゴスラーから北東2.5kmにあり、皇帝ハインリッヒ2世の命令で968年に開発が始まった鉱山。
 その後、1988年まで1000年以上に渡り、銀や金、鉛を産出した。

  
  
  


   
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2009年11月16日

メキシコの銀鉱山

 
 世界全体では銀鉱山から
   年間2万t弱
が生産されており、このうち、メキシコでは年間約3千tの銀を生産しています。
 
 世界全体の約15%をメキシコ産が占めており世界第1位の銀産出国です。

 メキシコ国内において、鉱物生産額に占める割合(2003年データ)は、銅20%に次いで銀は第2位16%となっています。
 
 また、鉱物輸出額(同年データ)では、銀が第1位28%を占め、重要な産業かつ外貨獲得鉱物となっています。

 
  


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2009年11月15日

砂白金

 
 砂白金(さはっきん)
 
 砂金と同様に河川や旧河床から採掘される白金族の漂泊砂鉱の総称のこと。

 白金族とはルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金(プラチナ)などで、個々の砂白金中でもそれそれの元素が様々な比率で混じり合っており、純粋な状態で産する事はほとんどありません。

 
 不純物として鉄を含む場合も多く、さらには砒素と白金族の化合物も砂白金中に含まれています。
 
 日本では、北海道の中央部を南北に縦断する蛇紋岩地帯を流れる河川から採掘されるることが多く夕張市、深川市、小平町などです。




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2009年11月12日

サカテカス(Zakatecas/メキシコ)

 メキシコ中部、ブファの丘の麓にあるサカテカス(Zakatecas)は、スペイン人のヨハン・デ・トローサが、1546年に銀を発見したことから繁栄した。

 その後、南側の山で銀の鉱脈が次々と発見され、サン・ベルナベ、パヌコ、アルバラーダなどの鉱山が開かれた。
 サカテカスの街は鉱山沿いに大きく発展した。 
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2009年10月30日

カシミールのルビー

 インドのカシミール地方はサファイアで有名です。ただ、サファイア鉱脈は遥か昔に枯渇してしまいました。
 パキスタンの自由カシミール地方には

  スペッサータイン・ガーネット
が発見されています。
 そして1979年にはNangimali山にルビーの鉱脈が発見されました。
  
   
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2009年10月28日

ヴェトナムのルビー鉱床

 ハノイ(ヴェトナム)の北西150kmほどのHamYenの近郊で1983年ルビーが発見されした。
 更に1987年その28km西方のLucYenに豊穣なルビー鉱床が発見されました。
 1989年11月から翌年3月までの5ヶ月間で300万カラットのルビーとピンクサファイアの原石が採取されました。

 ヴェトナム全土を調査したところ、ほぼ全土に広大なルビーやサファイアの鉱床が発見されました。
 
    
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2009年10月27日

オーストラリアのサファイア

 オーストラリアでは1854年東南部の ニューサウスウェールズ州、クイーンズランド州中央部でサファイアが発見されました。
 このサファイアはタイやカンボジアと同じアルカリ玄武岩によって地上へ運ばれ,風化した土壌の中で発見されました。

 ただ、このサファイアの90%以上が 1%以上の高い濃度の鉄分を含むため
  インク・ブラック
と称される暗い青をしています。
 余りにも暗い色のため永らく宝石用途としての人気がありませんでした。
 しかし、1960年代からタイにてその加熱処理で色を薄める技術が完成され、産出されたほぼ全てがタイへ輸出されて加熱処理され宝飾品に加工されています。
 大部分が1ct以下の小粒でカラット当たりの単価も100ドルと安価なため、手軽な宝飾品用に広範に使われています。

 なお、オーストラリアは世界のサファイアの50〜70%、年1000〜1500万カラット以上を生産しています。
 
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2009年10月26日

オラパ鉱山 ボツワナ

 南アフリカ連邦の北に位置するボツワナでは

   1967年のオラパ鉱山の発見

以来新しい鉱山が続々と見つかりました。
 1982年南部のイワネング鉱山の本格的な操業が始まると、ボツワナは世界第三位のダイヤモンド産出国に急成長しました。
 品質が非常に高く、総産出量のうち宝飾用ダイヤモンドの比率は世界一と言われています。
 
 
 
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2009年10月25日

対州鉱山

 674年(白鳳3年)に対馬の厳原町樫根ではじめて銀が採掘され朝廷に献上され、これが日本最初の鉱山の誕生といわれています。

 江戸時代には対馬藩主である宗家によって銀、鉛を含む鉱石が盛んに採掘されました。
 近代になり1903年佐須鉱山が、また1908年ファーブル・ブランド社が、それまで利用されなかった亜鉛の鉱石を採掘しました。
 また、1941年からは東邦亜鉛(株)対州鉱山によって採掘が行われ、 1960年代には年間2万トン以上の鉱石を生産したが、産出量が減少したため1973年閉山しました。
 
 
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2009年10月24日

テンケ・フングルメ(Tenke Fungurume)

 コンゴのカタンガ州にあるテンケ・フングルメ鉱床は、コバルトと銅の生産において世界でも有数な大鉱山になることが期待されています。

 この鉱床は 100 年以上前から知られており、様々な企業によって探鉱が行われてきましたが、現在は内戦により鉱山開発が停滞しています。
  
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2009年10月23日

コロンビアのエメラルド鉱山

 ムゾー鉱山は、コロンビア最大のエメラルドを産出する鉱山であるとともに、最高級のエメラルドを産出するという定評があります。

 緑色が濃いうえに柔らかい味わいがあります。

 コスケス鉱山のものは淡い緑色に特徴があります。
 チボール鉱山のものはムゾー鉱山のものと比較すると内包物は少なく透明度が高く、緑色にやや青色味がかっているのも特徴となっています。
 他にガチャラ、ピナピスタ鉱山などが以前は良質なものを産出していましたが、最近では産出されていません。
 
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2009年10月22日

カリナン鉱山

カリナン鉱山
 (Cullinan Diamond Mine)
 当初、プレミア鉱山として1902年に開山されました。

 アフリカ大陸南端の国南アフリカ共和国ハウテン州のプレトリアから東に約40km、カリナンにあるダイヤモンドの鉱山です。
 地下約720mのキンバーライトの鉱脈からダイヤモンドの採掘を行っています。
 Big Holeと呼ばれたキンバリー鉱山のような露天掘りではなく坑道堀りを採用して採掘しています。

 この鉱山はデビアス社が所有しています。

    
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2009年10月21日

エメラルド(コロンビア)

 コロンビアのエメラルドはスペインの征服以前から先住のインディオの手で採掘されていました。

 スペインの征服者が15世紀コロンビアに侵入し、彼らは大量のエメラルドをインディオから奪い
   ソモンドッコ(碧の石の神)
と呼ばれるエメラルド鉱山を聞き出しました。
 スペイン人は1537年にチボール鉱山の元になる鉱区を開発しました。

 ムゾー鉱山は、1564年、ムゾーの町でスペイン人が馬のひづめの下に光る緑の石の断片を見つけたことがきっかでムゾー鉱山が生まれたようです。
 コロンビアのエメラルドは、青色を含まないその良質なすばらしい緑色によって他の産地のものと区別されます。
 
  
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2009年10月19日

菱刈鉱山

 鹿児島県伊佐郡菱刈町東部にある日本最大の金の鉱山で国内金産出量のほぼ9割を占めています。
 金だけではなく、銀も産出しています。

 菱刈町は、江戸時代において産金地として知られていました。

 1970年代より金属鉱業事業団(現:独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構)が金鉱探査を行い、81年に鉱脈を発見、推定の金埋蔵量は、250tと言われます。

 住友金属鉱山により85年から採鉱が行われ1997年には鉱山の累計産金量が国内トップ(83t)となりました。


 
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2009年10月18日

Big Hole

 南アフリカのキンバリーダイアモンド鉱床は
   Big Hole
と命名された直径が465m,深さが1097mの人間が掘った世界最大の穴です。

 Big Holeの鉱床は、1867年に発見され、硬い岩盤を掘りたったの47年間(1914年で最後の一粒のダイアモンドを掘り尽くし放棄されました。

 当初、1600に分割された各31フィート四方の鉱区の壁はぎりぎりまで掘られ,崩壊事故が多発、深くなる穴の底への鉱夫の往復と採掘された母岩の回収が採掘後10年程度で深刻な問題となったことからダイアモンドの採掘には巨大な資本投下による本格的な鉱山経営が不可欠となりデ・ビアスを創設したセシル・ローズの登場となりました。
  
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2009年10月17日

佐渡金山

 慶長6年(1601年) 鶴子銀山の山師3人により発見されました。

 徳川家康が開発を進め、徳川幕府の財政を300年支え、17世紀には世界一の金産出量を誇りました。
 全盛期には金が1年間に400kg、銀が40t以上採掘される日本最大の金山でしたが、1989年まで採掘が続きましたが現在は枯渇のため採掘をやめています。
  
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2009年10月16日

ルステンブルグ鉱床帯

 ルステンブルグ鉱床帯は南アフリカ・トランスバール地方のブッシュフェルト複合岩体に位置しています。
 同鉱床帯にある
   ルステンブルグ(Rustenburg:19,294 ha)
   ユニオン(Union:5,708 ha)
   アマンデルブルト(Amandelbult:7,500 ha)
の各主要鉱山から鉱石を生産し、
   ルステンブルグ精錬所(Matthey Rustenburg PMR)
   ルステンブルグ・ベースメタル精錬所
において、プラチナ、パラジウム、ロジウム、ニッケル、銅などの地金を生産している。

 ルステンブルグ鉱山は世界最大の白金鉱山、ルステンブルグ精錬所は世界最大の貴金属精錬所です。
   
 アムプラッツ社は同地域の鉱区7,009 haに権益を保有する。ほかに、J/Vを通して、別に9,200 haの権益を有する。

 
 南アフリカの大手プラチナ鉱山であるルステンブルグ鉱山では、メレンスキーリーフを熔解し化学処理を施してからプラチナを抽出している。

 1トンのメレンスキーリーフから3グラムの純プラチナパウダーしか精製できない。

 その後、パウダーを溶かし、インゴットの型に流し込み形成を繰り返し純度を高めます。

 地下坑道の範囲は全長32キロにも及び、将来的には1,800メートルの深さまで掘り進むことが可能で200年程度の埋蔵量が確認されている。
 
 
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