シュルンベルジェ Schlumberger 世界最大の油田検層事業、油田サービスをおこなう多国籍企業。
中国、ロシア、アフリカ、北極地で、全く国籍に拘らず探鉱活動をおこないパリ(フランス)とヒューストン(米)に
シュルンベルジュ社
(Schlumberger SLB)
の本社を構えている。
1926年、アルザス出身のアルザス人(ドイツ系フランス人)の
コンラッド・シュルンベルジェ
マルセル・シュルンベルジェ
の兄弟によって創業、1927年に
Société de Prospection Électrique
を設立、初の坑内電気検層をプシェルブロン(フランス)で実施した。
シュルンベルジェ兄弟は地球物理学の手法を駆使して地下深く、岩石に隠された原油を電流で探査する方法を発見し事業化した。
世界各国で検層事業を展開している。
1929年にアメリカへ進出し1934年、ヒューストンにシュルンベルジェ検層会社を設立した。
1940年にシュルンベルジェ本社は
ナチス(ドイツ第三帝国)
に占領されたフランスを脱出し米国に入りヒューストンに会社を移転した。
1956年にシュルンベルジェ・リミテッドになった。
以後、紆余曲折を経て現在に至る。
エクソン、シェル、BPを得意先としている。
掘削技術、油田開発、管理技術の主導権を保持し、東西冷戦時代における鉄のカーテン時代のソ連油田開発やベトナム油田でのロシア系企業との連携など無国籍化で事業を拡大させた。
特徴としては、早期に海外油田、鉱区で技術蓄積を図り、専門化特化している点である。
高温高圧環境に耐える検層機器等を自社内で開発・製造している。
水道メーターや半導体検査装置の開発、生産も行っていたことがあり、一時フェアチャイルドセミコンダクターを傘下に抱えていたこともある。
オイルフィールドサービスオペレーション拠点として長岡事業所(新潟県長岡市)・東京事業所を設置している。
資本金 5億1800万USドル 売上高 395億4千万USドル(2011)
従業員数 約12万人
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posted by まねきねこ at 20:37| 愛知 ☀|
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貴金・鉱物資源会社
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