金購入の心得

　　　
その１
　金は余り動かない平時の時にコツコツと買って、有事などに大きく変動する時に売り逃げて役に立てるように。
　
（コストを考えて平均化するのが一番大切です。）

　
その２
　原則は長期にわたり保有していくことです。
　買ったことを忘れてしまうことが一番かも。
　
（価格の動きが鈍いことも良くある話で、手数料を抜いて利益を確保するには時間が掛かるものです。）
　
　
その３
　保有資産に占める割合は１０から１５％位の程度が理想。
（利子のつかない金の購入資金はほどほどに）
　　　　

　
　　
　　
その４
　購入は余裕のある資金で買うのが一番。
　初心者は先物などのリスクがる取引には参加しないのが鉄則。
　
（値が動かない投資先でリスクヘッジの要素もあるため、手持ち資金の多くを占めるのはやや問題）
　
　
その５
　為替も価格形成に影響があるため、注意すべき。
　
（ＬＭＥでの金価格の取引が世界市場の基準です。）
　　　　

　
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金倉荷証券

　東京工業品取引所が指定する倉庫会社が、金地金の保管を証する証券のことです。
　東京工業品取引所で金を受け渡しする場合は、すべてこの倉荷証券で行われます。→　ranking

　倉庫会社で金を保管するため、保管料も当然発生します。
　この場合、保管料は１ｋｇにつき
　　　年間約9,000円
　　　　（税込み・金価格によって変動します）
となります。
　また、倉庫会社から持ち出す場合の手数料（出庫料）1kgにつき 300円発生します。→　ranking

売買の時の手数料はなぜかかるのですか

　金やプラチナ価格は､取り扱う場合の経費を考える必要があります。
　一般的にはキロバー建価格で条件が提示されており、500グラム以上の売買に適用する基準価格となっています。→　ranking

　500グラム未満の売買には､別途に割増の手数料がかかります。
　この手数料とは加工費（鋳造費用)などのことで
　　　　スモールバーチャージ
とも呼ばれます。

　市場で余り流通することのない小さな地金（500グラム未満の地金）を流通しやすくするために鋳造しまとめる作業が必要となるため、取り扱い金の地金が２４Ｋ未満とかも含めて鋳造費用が割高となるため、売買する人への追加料金の負担となっています。

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地金型金貨

　地金型金貨とは　金の価格に連動して上がったり、或いは、下がったりする
　　　　金貨の形をした地金
のことを言います。
　この金貨は、金価格に連動しています。資産性もあり、単価もお値打ちで、種類が多い為デザインなどもいろいろあることなどからコレクションとしても楽しめます。→　ranking

　毎年、少しづつ買い足していけば　いつのまにか　資産やコレクションが形成されるものなど、いろいろなタイプが発行されていますので飽きのこない実用的な趣味としてもいいですね。
　
　　　
　
　毎年、デザインが変わるものなどは、発行枚数や需要が大きくなることによりプレミア価格が高くなる場合もあります。→　ranking
　
　　　

貴金属の公示価格を知りたい

　新聞の商品面や市況面などや､テレビはマーケットニュースなどで毎日発表されています。また、東京工業品取引所や証券会社、銀行、貴金属取扱い業者のホームページなどでも確認することが出きます。
　ただ、取引価格はマーケットの取引価格を表示して刻々と変化するシステムを採用しているところと建値を一定時間変えないところもあります。→　ranking
　　
　取扱各社で発表される価格には
　　　小売価格（顧客の購入価格）
　　　買取価格（顧客の売却価格）
の2つの価格があります。
　保険料､保管料､流通経費などの手数料が掛かるうえ、値段をマーケット価格と連動させない場合には、売買の価格差（スプレッド）を広くして取引に伴うリスクを吸収するようにしている場合が見られるため､各取扱会社で価格が異なっています。→　ranking
　公表される場合の表示方法でも、消費税抜きで表示される場合と税込価格で表示される場合がありますので注意が必要です。
　また、現品渡しが海外の市場の場合もあり、現品を手に入れる場合に
　　　運搬コスト　など
が上乗せされる場合があることにも注意が必要です。
　手数料が安いとして海外での貴金属取引に絡む詐欺事件には特に注意が必要です。


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金やプラチナの地金はどこで買えるのですか

　地金そのものを購入する場合は
　　　信用が置けるお店
で購入することが大切で、目安としては社団法人日本金地金流通協会の正会員の会社の刻印が押されたものなどで取扱店で購入するのが一般的です。→　ranking

　貴金属地金には、製造番号、業者マーク、品位、重量などが刻印されています。これらは地金の“保証書”の役割を果たします。
　つまり、地金には一般で発行されているような保証書はありません。→　ranking

　貴金属については、日本国内においては
　　　社団法人日本金地金流通協会（情報）
の正会員、海外ではロンドン金市場（LBMA)およびロンドン・プラチナ・パラジウム市場（LPPM）の溶解・検定業者として公認されている
　　　業者の刻印
が地金等に押してある
　　　東京工業品取引所貴金属受渡供用品指定ブランド
に登録のものを選ぶことが基本です。→　ranking

　宝飾品は独立行政法人 造幣局品位検定刻印（通称　ホール・マーク　情報）の入った製品が品質を確認するための一応の目安となっています。

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地金型金貨の種類

　地金型金貨には　毎年発行される金貨のほかに過去に大量発行され流通した金貨や毎年デザインが変更されている金貨も含まれます。
　過去に大量に発行され流通した金貨には人の手から人の手に渡って使われており、磨耗や瑕などが表面などについており歴史を感じることも出来ます。→　ranking

　現在　日本で入手可能な金貨は下記のとおりです
　　オーストリア発行　　　　ウィーン金貨
　　カナダ発行　　　　　　　メイプルリーフ金貨
　　オーストラリア発行　　　カンガルー金貨
　　アメリカ発行　　　　　　イーグル金貨
　　南アフリカ発行　　　　　クルーガランド金貨
　　中国発行　　　　　　　　パンダ金貨
　　マン島　　　　　　　　　キャット金貨

　　金本位制時代に発行された物　
　　　　　　　　　　　　ナポレオン金貨　等
　　過去の地金型金貨　　
　　　　　　　　　　　　ナゲット金貨　等
　　　　　　　
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金の価格はどの様に決められますか

　世界の主な金取引所がある都市や取引量の多い都市を東の国から並べると
　　　シドニー
　　　東京
　　　香港、シンガポール
　　　チューリッヒ、パリ、ロンドン
　　　ニューヨーク
となり､各都市では､その日､その時々の取引状況で相場が決められています。
　時差の関係があり各都市の取引が同時間に行われていることはありませんが、24時間､世界のどこかの都市で取引が行われていることになります。

　その中でも､現物の金価格の指標とされているのがロンドン市場で、毎日午前10時半と午後3時の2回
　　　NMロスチャイルド&サンズ社（情報）

の2階にある「黄金の間｣と呼ばれる部屋で、5大業者により価格が決められます。
　その価格を基準として世界各国で取引が行われています。
5大業者
　　ＮＭロスチャイルド＆サンズ
　　ドイツ銀行
　　スコシア・モカッタ（ノバスコシア銀行）
　　ＨＳＢＣ銀行
　　ソシエテ・ジェネラル
　　
　金価格は国際的に1トロイオンス（31.1035グラム)あたりの米ドル建で取引されています。
　日本国内での店頭表示価格は､海外市場の価格をもとに､1 グラムあたりの円建価格に換算されます。
　日本の金価格は､毎日の米ドル建の金価格と為替相場の両方の影響を受けることになります。
　
　

プラチナや金の商品としての特徴は

　金やプラチナは、投資対象や資産保護などの目的て所持する場合には純度の高い地金で取り扱われます。

　よく、延べ棒などとよく呼ばれますが、取引する場合では
　　　　ゴールド・バー（プラチナ・バー）
といい、世界のほとんどの国で自由に売買でき、不動産や株・債券に比べて換金性に優れていることが大きな特徴です。→　ranking

　地金には保証書はありませんが、その本物の証明は、地金自体に印された刻印です。
　刻印には、1.重量　2.品位　3.精錬業者名・マーク　4.金塊番号、などが表示されています。

　特に、ロンドン金市場で公認された精錬業者の刻印のあるものはG・D（グッド・デリバリー）バーと呼ばれ、世界を席巻した英国の力の波及効果が残っており、世界の市場で通用します。→　ranking

　一般に売買されているバーと呼ばれるものは5g〜1kgのもので、数種類に区分されています。
　また、金地金の品位は、日本では
　　　純度99.99%のフォアナイン（999.9）
で取り引きされます。
　プラチナの場合も金と同じようにバーの形で売買され、その品位は百分率で表され、一般的には99.95%のものが基準となっています。
　
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ホールマーク

　ホールマークは14世紀頃の英国の貴金属細工業者（Gold　Smith）の組合が、ロンドンに
　　　会館（Gold　Smith's　Hall）
を建て、組合に加入している業者の製造した貴金属製品を検査、これに合格したものに証明印を打って販売することにより製品の信用を保持しましたことに始まります。
　つまり、この会館＝ホールでマークを打ったことが語源となっています。
　なお、諸外国では、この制度は任意であったり強制であったり、また造幣局をはじめ国の機関が行ったり、指定を受けた業者が行ったりと様々な形式で行なわれています。

日本の場合
　貴金属地金については社団法人日本地金流通協会の正会員の刻印が品質保証の目安になっています。
　宝飾品など貴金属製品の製造業者又は販売業者からの依頼に応じて、独立行政法人造幣局が貴金属製品の品位試験を行い、この試験に合格したものに証明記号を打刻してその品位を証明しています。
　
　この日本国旗をあしらったホールマーク（刻印）を信頼基準として貴金属製品の取引の安定と消費者保護が確保される仕組みになっています。
　
　

金貨のプレミアとは何ですか

　地金型金貨や地金型プラチナコインの販売価格は
　　　1グラム当りに換算
すると金地金やプラチナ地金より割高になっています。
　これは､コインの形に加工する際の手間や流通コストなどを上乗せしているためです。
　この上乗せ分がプレミアムと呼ばれるものです。→　ranking

　ただ、買取価格（顧客の売却価格)にも同じプレミアムが上乗せされて返ってきますから、金地金やプラチナ地金と比べて不利になることは一般的にはありません。
　ただ､金貨やプラチナコインに
　　　ひどい傷
が付いたり､発行している国の信用度が低下した場合、例として、かつで南アフリカのクルーガーランド通貨がアパルトヘイトの問題で購入自粛されたプレミアム部分が飛んでしまい地金価格になってしまったなど、国内外の売買市場で取引きが正常に行われなくなったりすることもあり、プレミアムを上乗せしての売買ができなくなります。→　ranking
　
　プレミアは希少性とかデザイン、発行枚数、購入者の思考などの影響を強く受けた信用度の嵩上げのため人気がなくなり需要が低くなれば価格は低下するのは自然の原理ともいえます。
　
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金の売り方 コインバー編

　金でも手軽に購入できるのは地金型コインやコインバーと呼ばれる小額で購入できるものです。
　これらの取扱いには注意が必要で、売ることを目的とした場合には販売時に傷や汚れ、変形などがあるとプレミアが付かずほぼ地金相当の金額になってしまいます。→　ranking

　特にペンダント等装飾品に加工した場合には、当然というか表面などに傷がつくことになり金属商の店頭での引き取り価格は驚くほど低くなってしまいます。
　金の潰し価格というか地金にメルト（鋳造）する手間賃が時価から差し引かれることになるといえば当然のことです。

　なお、宝飾品として身に着けたりして楽しんだと思えばやむを得ない事かもしれません。→　ranking
　
　　

地金型金貨の重さ

　地金型金貨の重さの表示は
　　　　オンス
です。
　正式にはトロイオンス（金衡オンス）で1トロイオンスは正確に31.103 476 8グラムとなります。
　常用オンスが28.349 523 125グラムであるので、約10%多いことになります。→　ranking
（重量目安）
　　１オンス　　　 ３１．０１３５グラム
　　2/1オンス　　　１５．５５１７グラム
　　4/1オンス　　　　７．７７５８グラム
　　10/1オンス　　 　３．１１０３グラム

　トロイオンスの語源は　この重量単位を初めて使ったフランスのシャンパーニュ地方にあるトロイと言う地名からきています。現在トロイオンスの単位を用いるのは貴金属（金や銀）の価格設定のみになっているようです。→　ranking
　　　

銀の取引

　銀の取引は、流通量が大きい割りに取引の単位がキロ単位と大きく値段の割りに嵩張るため、地金商から購入する場合でも保管場所が倉庫などであり入手するまでに1週間とかの日数を要することから現物取引は限られた部分で行なわれており、店頭でまとまった地金を購入することは直接渡しが出来ないことが多く手間がかかります。→　ranking

　銀の現物取引で利益を得ることは至難の業といえます。
　ただ、米国の富豪が買占めに走った場合などに急騰する時を値楽ぐらいでスパンは１０年以上も係りその間利子は付かないなど投資には向かないとおもいます→　ranking。

　銀取引は、米国人が好きなのか知りませんが、石油財閥のハント兄弟や投資家であるバフェット氏（バークシャーハサウェーの経営者）などが買い占めて急上昇したことは記憶の片隅にあると思います。→　ranking
　
　　　

売買のスプレッドは何故あるのですか

　金地金やプラチナ地金を販売する場合
　仕入価格にいくらかの手数料（保険料､保管料､流通にかかる費用など)を上乗せして価格を設定します。
　また、買取る場合は､その地金を溶解し品質的に問題ないことを確認した後､再び販売できることを考慮した価格を設定しています。→　ranking

　そのための価格差が「小売価格｣と「買取価格」の差となっています。
　また、売買差（スプレッド)は市場の変化によって変更されることがあります。これは、鋳造する間の手持ち時間での価格変動が大きくなる場合にリスクを避ける為に生じます。→　ranking

地金と金貨とではどちらが得か

　金貨には収集用金貨と地金型金貨の2種類があります。
　収集用金貨は、骨董価値や希少価値により価格が決まり、金貨に含まれる金の価値よりはるかに高い価格で取引されるのが通常です。→　ranking

　一方、地金型金貨は、加工代などが極力抑えられ、金地金と同様に毎日の金価格に応じて価格が決まります。
　地金型金貨は少額からの投資に適しています。→　ranking

　地金の売買の場合、500g未満の重さの地金には、別途手数料がかかりますので地金型金貨の方が売買価格の差が小さく有利と思います。

　地金型金貨は金価格が高くなった場合は売買差が広がること､また売却時に汚れやきずなどプレミアムが付かない状態が生じている時や市場での人気が低下する場合などがあり地金扱いの潰しの値段となってしまうなど大幅に価格が下落することなど、その時々の条件によって変化することがありますので注意が必要です。→　ranking
　　
　　　

金の売り方 地金編

　地金の金を売る場合を考えて金地金は買うことが一番大切です。

　地金を売る際には当然、地金表面の刻印には
　　1.重量
　　2.品位
　　3.精錬業者名・マーク
　　4.金塊番号を調べ品質
が分析されます。
　一般的には、購入した店頭で時価で買い取って貰うことが多いと思います。→　ranking

　購入した時の受け取る引渡明細書などの書類を持参すると早く処理が進むと思います。
　初めて買う時より売る時の方がドキドキするものです。この気持ちがたまらないというかドキドキ感が好きですね。→　ranking

　田中貴金属で５００グラムの地金を買うと地金を透明のシートの袋に入れたうえ錦糸の袋を貰いました。売る時は地金を店員さんが出して、液体の入った分析器の中に入れて点検していました。その時は、購入した時の貰った書類があったので割りと早く精算が済みました。→　ranking
　　　
　　　　

金の買い方

　
　金を購入する場合にはデパートとか宝飾店、地金商など購入する金の形状により取扱い先が変わります。
　
　
　一般的には見て楽しむという宝飾の場合はデパートとか宝飾店などで購入することになると思います。
　
　貴金属には品質を保証するための刻印があるものとないものとでは信頼性に差があります。
　
　見た目のデザイン性を重視する人には余り関係ないことかもしれません。
　
　
　地金やコイン、バーなどについては後日値が上がった場合の販売なども考えると地金商の店舗で購入するほうが手間がかからずに便利だと思います。　
　
　
　
　　
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金の先物取引とは何？

　
　金の取引にはいろいろありますが、大きく分けて「現物取引」と「先物取引」とに分けられます。
　「現物取引」とは文字通り、現物そのものを売買する取引のことです。
　

　これに対して「先物取引」とは、何ヶ月か先の価格を現時点で予約して取引する、という取引形態です。
　

　予約して取引するため、期限がきた時に価格が大きく変動していても、予約した時の価格に変わりありません。
　
　また、買い付けた時よりも、市場の価格が上昇している時は、期限の途中で決済して利益を確保することも可能です。
　ただし、買い付けた時点よりも市場価格が下落している時は、その差額は評価損となりるため注意が必要です。
　

　また、売り買いのポジションにより金利が付く場合と支払う場合があるので注意が必要です。

　もう一つ先物取引の大きな特徴として、実際の取引より小額の担保金（証拠金と言う）でレバレジット（テコ）を使い取引が始められるため、ハイリスクハイリターンとなります。
　
　
　
　
　　
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　参　考　　
　　　日本商品取引先物協会
　
　　
　
　
　　　　　

金の売り方 宝飾品編

　
　金で加工された指輪やネックレスなどは、18金とか24金とかの品質表示があるものとないものとでは売値は全く違うと考えた方が良いと思います。
　とは言っても金の価格に差があるということではありません。
　　

　取引される場合は、含有している金を９９．９９％としての分析した重量に相当する価格として産出し、地金としてメルト（鋳造）する場合の費用と取引手数料を差し引かれるために価格が地金の流通相場より安くなります。
　　
　
　地金に近い状態のネックレスなどであれば時価の2倍から3倍の価格で購入したとしても、金属商に買い取って貰う場合は地金そのものの価値しか見ないため差額が生じます。
　
　よほどのインフレがない限り金の価格が2倍や3倍になることはありません。
　
　
　宝飾品の場合はデザイン料や加工賃、販売店等の利益などが加算されて売られることから更に高いプレミアがついており、地金商での販売では店頭で購入価格を上回って利益を出すことはほとんど不可能だと思います　
　
　
　
　　
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