ニューヨーク原油先物相場はインフレ加速で緩和的な金融政策が巻き戻されれば、商品市場に波及するとの懸念から米ドルが上昇し、ドル建て商品の投資妙味が後退した。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は
1バレル=61.50ドル(前日比−2.03ドル(3.2%))
で終了した。
ただ、月間ベースでは、世界的な在庫減少や需要回復進展を背景に18%高となった。
ロンドンICEの北海ブレント4月限は75セント安の66.13ドル。
ひとこと
低金利な資金が市場に流れたままで、ダブついた安価な費用で使える資金を利用した国際資本による買い上がりが背景にあるのだろう。
金利が上がれば、経費が掛かる資金を引き揚げる動きになれば原油は下落するのは当然だ。
国債の取引も価格が下落している動きが出ており、日銀も金利を引き上げるタイミングを検討すべきだ。