クライムストッパーズ(Crime Stoppers)
犯罪行為に関する匿名の情報提供を支援する地域プログラムのこと。
多くの場合、非営利団体や警察によって運営され、
緊急電話番号システム
やその他の一般的な警察への連絡方法とは別に運営されている。
これにより、捜査プロセスに直接関与することなく、当局に犯罪解決の支援を提供することができる。
1976年にアメリカ合衆国ニューメキシコ州アルバカーキで設立されたクライムストッパーズは、その後、オーストラリア、カナダ、アイルランド、イギリスでも普及た。
当局、特に警察は、犯罪行為や事件に関する地域住民からの情報に時折頼っている。
クライムストッパーズは、一般市民が報復を恐れることなく参加できるように組織が運営されており、目撃者が匿名で情報を提供しやすくするために開発された。
この点については、これまでも課題が残されている。
クライムストッパーズは1976年7月、ニューメキシコ州アルバカーキで始まった。
その月、マイケル・カルメンは地元のガソリンスタンドで夜勤中に射殺された。
2週間経っても、警察は殺人事件に関する情報を全く収集できなかった。
グレッグ・マッカリース刑事は地元テレビ局に連絡を取り、事件の再現映像の撮影を依頼した。
再現映像が放映されると、警察は犯人逮捕につながる可能性のある情報に対し1,000ドルの報奨金を提示した。
72時間以内に、ある男性が現場から猛スピードで走り去る車を目撃し、ナンバープレートもメモしていたと通報した。
通報者は、事件に関わりたくないので、以前は通報しなかったと述べた。
マッカリース刑事は、凶悪な犯人やマフィア等の組織などから家族を含めた証拠隠滅のための報復といった
恐怖と無関心
が、一般市民の捜査への関与を阻むことが多いことに気づき、一般市民が匿名で事件の詳細を提供できるシステムの設計に協力した。
このシステムは、地域社会の関与と参加を促すことに重点を置き、電子メディアを活用して未解決犯罪を公表した。
なお、警察では、逮捕または有罪判決につながる情報に対して現金報奨金を提供した。
1976年にアルバカーキで最初の支部が正式に設立されて以来、米国クライムストッパーズは
100万人以上の逮捕
110億ドル以上の財産の回収
に貢献してきた。
クライムストッパーズはその後、オーストラリア、カナダ、イギリスにも広がった。
個々のプログラムは地域密着型で、ほとんどが非営利団体または警察によって運営されている。
また、国内外の様々な統括団体も存在している。
カナダと米国の様々なクライムストッパーズグループへの連絡には、フリーダイヤル+1-800-222-TIPSが使用されている。
なお、一部のグループは独自の電話番号を公開している。
英国では、クライムストッパーズの電話番号は0800 555 111で、アイルランドでは1800 25 00 25となっている。
北アイルランドでは、有名なランドローバータンギを含め、主に警察の車両にクライムストッパーズの番号が表示されていることが多い。

