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2025年11月02日

日本の商社の大株主でもある著名な投資家のバフェット氏が経営してる投資会社バークシャーの現金が急増し、過去最高の3817億ドルまで増加

 著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いる
   バークシャー・ハサウェイ
では、現金保有額が7−9月(第3四半期)に
   3817億ドル(約58兆7800億円)
に急増し、過去最高を記録した。
 同社の営業利益は34%増加した。
 1日の発表によれば、営業利益は135億ドルに達し、自然災害の発生が平年より少なかったことから保険引受利益も3倍を超える増益となった。
 バークシャーは8月に医療保険サービスの
   ユナイテッドヘルス・グループ株式
を16億ドル相当購入した。
 10月にはオキシデンタル・ペトロリアムの石油化学部門オキシケムを、約97億ドルで買収すると発表し、バフェット最高経営責任者(CEO)の買収意欲が復活したように見えた。 
 ただ、第3四半期は動きを控え、期間中に61億ドル相当の株式を売却し、保有株式の組み換えと利益の確保が進んでいたた。
 現金残高が膨らむ一方で、投資利益は短期金利の低下を背景に13%減の32億ドルだった。
 保険事業については、一次保険と再保険の両部門がそろって税引き前ベースで引受利益を計上した。
 災害が多く発生した前年同期は赤字だった。
 ただし、自動車保険子会社の
   ガイコ
では保険金請求の増加により税引き前の引受利益が13%減少した。それでも新規契約者の獲得は続いているという。
 同社は保険をはじめ、鉄道、エネルギー、製造業など幅広い事業を抱える複合企業であることから、その業績は米経済全体の健全性を測る指標としても注目されている。
 グレッグ・アベル副会長がCEO職を引き継ぐ時期が近づいていることも、投資家の関心を一段と高めそうだ。
 バークシャー鉄道事業の
   BNSF
では、農産物やエネルギー輸送の増加を背景に営業利益が5%増の14億ドルとなった。
 一方、パシフィコープミッドアメリカンNVエナジーを運営する公益事業部門では、営業利益は9%減の15億ドルだった。
 バークシャーは自社株買いを5四半期連続で見送った。
 バフェット氏が年末をもってCEOを退任すると5月に発表して以降、株価は約12%下落している。
  
posted by まねきねこ at 08:00| 愛知 | Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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