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2025年08月01日

ボーリングが苦戦し、評価額も下落マスク氏の地下高速移動の夢は遠い

 イーロン・マスク氏は昨年9月、自身が率いる地下トンネル掘削会社
   ボーリング・カンパニー
の全社会議で、トランプ米大統領が返り咲けば宇宙開発企業
   スペースX
にいかに恩恵をもたらすかについて多くの時間を割いて語ったことが、複数の元社員がメディアの取材で明らかにしたとの情報が市場に流れている。
 投資プラットフォームの
   キャップライト・テクノロジーズ
によると、ボーリング・カンパニーの評価額は2023年7月の86億ドルをピークに、現在は64億ドルまで下がった。
 会議では、ボーリングの事業や将来性にはほとんど触れず、会議後に同社の工場を訪れることなくその場を後にしたという。
 こうしたマスク氏の言動は、超高速の未来型地下輸送システム「ハイパーループ」構想を大々的に掲げて、ボーリングを設立した約10年前からは様変わりとなっている。
 同社に対しては、セコイア・キャピタルピーター・ティール氏のファウンダーズ・ファンドなど著名投資家から9億ドル(約1350億円)超の資金を集めていた。
 打ち上げ花火は大きく描いたが、その後の進展は乏しいままだ。
 ボーリングが一般向けに掘削を開始したプロジェクトは現在、米ラスベガスで展開中の地下トンネルのみしかない。
 これはコンベンションセンターと複数のホテルを結び、イベント参加者らの送迎を目的とするものであり、ラスベガスは計68マイル(約109キロ)のトンネル建設を承認しているが、現在までに掘削されたのは約8マイル、運用されているのはそのうち4マイル未満にというものでしかない
 ボーリングは2017年以降、複数の米自治体向けにトンネル事業を提案してきたか、または受注してきた。
 ただ、ラスベガス以外で実際に着工した形跡はない。
 こうした事情に詳しい関係者によれば、同社は最近、米テネシー州ナッシュビルで10マイル、ドバイでも10マイルの掘削を計画していると表明したものの、一部のプロジェクトは頓挫もしくは凍結され、同社が自ら撤退したケースもあるという。
 現在ボーリングが取り組んでいるのは、マスク氏が所有するテキサス州バストロップの不動産を結ぶトンネルの建設だという。
 このトンネルでは、ボーリング、スペースXテスラ、X(旧ツイッター)の従業員が、同地域における拠点を地下で移動できることを目指している。
 ボーリングの事業低迷は、マスク氏の経営企業の中で際立っている。これまで、スペースXが企業価値を4000億ドルと評価する新たな資金調達を進めており、非上場の米企業としては過去最大の評価額となっている。
 また、マスク氏はXと統合したxAI向けに100億ドルを調達した。
 脳インプラント技術を手がけるニューラリンクでも6億5000万ドルを確保している。
 最近では、トランプ政権から離れた後、テスラの経営に集中する考えも示していたが、販売不振を改善させるまでには至っていない。
 対照的に、ボーリングの評価額は下落しており、マスク氏の経営企業の中では例外的な存在となっている。
  
  
posted by まねきねこ at 07:00| 愛知 ☁| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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