5月の米鉱工業生産指数は
前月比ー0.2%
と過去3カ月で2度目の低下となった。
市場予想は前月比横ばいだった。
なお、前月は0.1%上昇(速報値は横ばい)に上方修正された。
製造業生産指数は0.1%上昇で、これはエコノミスト予想の中央値と一致した。
ただ、前月は0.5%低下(速報値0.4%低下)に下方修正された。
と過去3カ月で2度目の低下となった。
市場予想は前月比横ばいだった。
なお、前月は0.1%上昇(速報値は横ばい)に上方修正された。
製造業生産指数は0.1%上昇で、これはエコノミスト予想の中央値と一致した。
ただ、前月は0.5%低下(速報値0.4%低下)に下方修正された。
公益事業の低下と製造業の軟調が背景にある。
節操もない発言が繰り返されるトランプ大統領の発言や閣僚等の対応で、二転三転する米国の通商政策と関税措置により、米企業は
国内外の需要動向を見極めにくく
なっており、製造業の短期的な見通しが不透明になっている。
一方で、米中両国が貿易戦争の緩和に向けて暫定的な合意に達したことが、懸念を一部和らげる要因ともなった。
国内外の需要動向を見極めにくく
なっており、製造業の短期的な見通しが不透明になっている。
一方で、米中両国が貿易戦争の緩和に向けて暫定的な合意に達したことが、懸念を一部和らげる要因ともなった。
これまで米国内生産拠点の長期的な計画を発表する企業は少なくないが、議会で税制・歳出法案の議論が続く中、多くが
設備投資の拡大に慎重な姿勢
を保っている。
設備投資の拡大に慎重な姿勢
を保っている。
5月の製造業生産指数が小幅ながら伸びたのは、自動車生産が約5%上昇したこによる影響が大きいものの、自動車を除くベースでは2カ月連続で低下した。
家電や電子機器などを含む消費財は3カ月連続で低下している。
この日発表された5月の米小売売上高は1月以来の大幅減少となり、
トランプ関税措置
の影響で自動車を中心に消費者が支出を抑えている状況が示唆された。
この日発表された5月の米小売売上高は1月以来の大幅減少となり、
トランプ関税措置
の影響で自動車を中心に消費者が支出を抑えている状況が示唆された。