トランプ米政権は14日、首都ワシントンで軍事パレードを開催した。
21発の礼砲で始まったパレードには、戦車や兵士に加え、ヘリコプターや落下傘部隊も登場した。
その一方、全米の数百の都市で、トランプ大統領の権力行使に抗議するデモが行われた。
その一方、全米の数百の都市で、トランプ大統領の権力行使に抗議するデモが行われた。
この日79歳の誕生日を迎えたトランプ氏がパレードの原動力となり、兵士6600人のほか、M1エイブラムス戦車、M2ブラッドレー歩兵戦闘車、ヘリコプターなどが披露された。
また、陸軍創設250周年を記念するイベントも開催された。
また、陸軍創設250周年を記念するイベントも開催された。
トランプ氏は約2時間に及ぶパレードの後の演説で、「他の全ての国は勝利を祝っている。米国もそろそろ祝うべきだ。今夜はそれを実現している」と述べた。
今回のパレードには4500万ドル(約65億円)のコストがかかる見通し。
米国がこうした軍事パレードを開催したのは第1次湾岸戦争後の1991年以来となる。
それ以前には、南北戦争、第1次・第2次世界大戦の終戦を祝うために実施されていた。
それ以前には、南北戦争、第1次・第2次世界大戦の終戦を祝うために実施されていた。
これまでの軍事パレードは、米国の海外での勝利によって国民の団結と愛国心が高まった時期に開催されていた。
しかし今回は、トランプ氏が自らの政策を実現するために大統領権限を行使することに対し、デモ隊や市民団体、労組が抗議する全米規模の平和的デモが同時に実施された。
しかし今回は、トランプ氏が自らの政策を実現するために大統領権限を行使することに対し、デモ隊や市民団体、労組が抗議する全米規模の平和的デモが同時に実施された。
「ノー・キングス(王様はいらない)」と銘打ったデモは、トランプ氏が陸軍創設記念日を軍事用機器を誇示する機会に変えたことに抗議するのが当初の目的だった。
しかし、カリフォルニア州ロサンゼルスでの連邦移民当局による不法移民取り締まりをきっかけにトランプ氏と民主党指導者の政治的対立が激化し、緊迫感が一段と高まった。
しかし、カリフォルニア州ロサンゼルスでの連邦移民当局による不法移民取り締まりをきっかけにトランプ氏と民主党指導者の政治的対立が激化し、緊迫感が一段と高まった。