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2025年06月15日

イスラエル首相の30年越しの警告現実化させ、イラン核施設攻撃で宣戦布告なく抜き打ちに攻撃したことで、このまま戦域が拡大して止まらなくなれば責任をとるのはイスラエルだろう。

 イスラエルのネタニヤフ首相は過去30年にわたり、同国の存続にとって最大の脅威はイランの核開発計画だと主張してきた。
 その間に少なくとも2度、ネタニヤフ氏はイラン核施設に対する攻撃を実行寸前まで進めたとされる。
 イスラエル軍は13日、同国史上最大規模となる対イラン軍事作戦を開始した。
 同国で歴代最長の首相在任期間を持つネタニヤフ氏の
   政治的遺産
を決定づけるとともに、中東情勢を一変させる可能性をはらんだ極めてリスクの高い作戦だが、汚職問題ではネタニアフ自身に対する司法捜査等がハマスの奇襲で棚上げになっており、ハマスとの人質交換が成功した後の対応として、イランへの攻撃に踏み切った様にも見える。  
 ネタニヤフ氏は13日夕の国民向け演説で、今回の攻撃に向けた準備を昨年11月に指示していたと明らかにしたが、こうした大規模作戦に踏み切った背景には、数年にわたる複数の要因が重なっているのは周知のことだ。
 2023年に発生したイスラム組織ハマスによる奇襲攻撃は、イスラエルの諜報部門からの情報が政権にもたらされたものの放置したとの疑念もあるなか、防衛体制の見直しを迫る契機となった。
 この見直しを通じ、同国軍はヒズボラなどイランの代理勢力に対し、より積極的に脅威を排除する態勢を整えた。
 また、長年に及ぶ諜報活動を経て、イスラエルの情報機関はイラン国内に深く浸透。厳重に防護された核関連施設に対しても、イラン国内からの攻撃が可能な態勢を構築した。
 イスラエル寄りで独善的で白人至上主義的な思考の強いトランプ米大統領とイスラエル政権内の特権的な権力を保持する宗教政党などの強硬派の存在が、ネタニヤフ氏が長年逡巡してきた重い決断を後押ししたとみられる。
 2023年10月7日にハマスの奇襲を受けて以降、イスラエルは国境防衛政策を一段と攻撃的な姿勢へと転じた。
 対応の焦点も、敵対勢力の「意図」ではなく「能力」に重きを置く戦略へと移行している。
 レバノンのヒズボラやイエメンのフーシ派など、イランの代理勢力による攻撃が相次ぐ中、イスラエル国内では国家の存亡を懸けた戦いとの認識誘導を広げていた。
 一方、国外からは、公然の秘密でもある核兵器を保有するイスラエルが小規模な民兵組織と対峙する構図にも映っていた。
 イスラエルはガザ地区では民族浄化を目論む大規模な軍事作戦を展開した。
 ガザ保健当局は無差別爆撃や砲撃等により約5万5000人が死亡したとしている。
 イスラエルはヒズボラのミサイル兵器庫も壊滅させたほか、シリア政権の崩壊にも影響を与え仮想敵国が消滅しつつある環境を作り出してきた。
 イスラエル国防当局者および対外特務機関
   モサド
の元幹部によれば、同国工作員はイラン国内で
   極めて高度な情報作戦
を展開し、大量の特殊兵器を密かに搬入・配備していた。
 これらの兵器は空爆と同時に使用され、弾道ミサイル発射台や防空システムに攻撃を与えたという。
 モサドの元高官、シマ・シャイン氏は「攻撃のはるか前から、複数の工作員によってイラン国内に爆発物搭載型ドローンの基地が設置されていた」と明かした。
 イスラエルによる宣戦布告なき今回の攻撃はイスラエルがテヘラン市内の宿泊施設でハマス幹部を殺害してからほぼ1年後にあたる。
 イスラエルの工作員らがイランに深く浸透していることを改めて示す動きとなっている。
 作戦の多くは、イラン政府に反対する現地の協力者によって遂行されているという。
 ネタニヤフ氏は1990年代後半以降、イスラエルにとってイラン以上の脅威は存在しないとの立場を一貫して示してきた。
 もともと、イランはイスラエルを国家として認めておらず、ウラン濃縮や弾道ミサイルの開発を進めているほか、中東各地の反イスラエル勢力に対する武器供与も継続している。
 同氏は2010年と2012年にも、イラン核関連施設への攻撃を計画し、実行寸前まで進めた。
 ただ、安全保障当局の幹部や主要閣僚、さらにオバマ米大統領(当時)の反対により断念した。
 現在では、奇襲攻撃以降にはネタニアフの挙国一致内閣が構築され、側近や閣僚のすべてが対イラン攻撃に全面的な支持を示している。
 現在のイスラエル指導部は、たとえイランの核開発を完全に破壊できなくとも、一時的に遅延させる攻撃を容認する姿勢を示している。
 核施設を壊滅させるには、米国主導による
   バンカーバスター(地中貫通爆弾)
やB2爆撃機を用いた本格的な軍事作戦が必要とされる。
 ただ、トランプ大統領は本格的な戦闘に直結し中東における戦禍がとめどなく広がるリスクっgることもあり、今のところはこの選択肢には同意していない。
 ネタニヤフ首相の元側近で国家安全保障顧問を務めた
   ヤコブ・アミドロール氏
によれば、イランが1990年代に核開発を開始した当時、専門家は核兵器の完成には10年から15年を要するとみていた。
 「それから15年が経過したが、イランはいまだに核兵器を保有していない。われわれが時間との戦いを続けていることは認識している。さらに2−3年遅らせることができれば、それで十分だ。最終的には、合意あるいは体制の転換が必要になるだろう」と続けた。
 イスラエルというよりも、汚職まみれのネタにアフ自身にそもそもの正義と大義があるのかどうかだ。
 
    
posted by まねきねこ at 18:02| 愛知 ☁| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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