米株式市場では9日、S&P500種株価指数が米中の通商協議が進む中、買いがわずかに優勢になり小幅続伸した。
ロンドンでの協議に出席したベッセント財務長官は、初日の会合後記者団に「良い話し合い」だったと述べた。
同席したラトニック商務長官も「実りある」協議だったと振り返った。
また、トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に「中国とは順調にやっている。簡単な相手ではない」と述べ、「良い報告しか届いていない」と続けた。
同席したラトニック商務長官も「実りある」協議だったと振り返った。
また、トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に「中国とは順調にやっている。簡単な相手ではない」と述べ、「良い報告しか届いていない」と続けた。
英ロンドンで9日午後に始まった米中の通商協議では、米国側は中国から
希土類(レアアース)輸出規制緩和の確約
が得られれば、一部のハイテク製品に対する輸出規制解除を検討する用意があることを示唆している。
この協議はロンドン時間10日午前10時に再開されると続けた。
当局者からは協議の進展を示唆した。希土類(レアアース)輸出規制緩和の確約
が得られれば、一部のハイテク製品に対する輸出規制解除を検討する用意があることを示唆している。
この協議はロンドン時間10日午前10時に再開されると続けた。
S&P500種は2月に付けた最高値まであと約2%の水準にある。
この日は大手ハイテク株が上昇をけん引した。
テスラはトランプ大統領がホワイトハウスにあるテスラ車とスターリンクは手放さないなどと語り、マスク氏との関係修復に前向きな姿勢を示したことが追い風となり約4.5%上昇した。
この日は大手ハイテク株が上昇をけん引した。
テスラはトランプ大統領がホワイトハウスにあるテスラ車とスターリンクは手放さないなどと語り、マスク氏との関係修復に前向きな姿勢を示したことが追い風となり約4.5%上昇した。
ただ、アップルは世界開発者会議(WWDC)で主要な人工知能(AI)関連の発表がほとんどなかったことが嫌気され下落した。
ウォール街のストラテジストらが米国株に対して楽観的な見方を強めている。モルガン・スタンレーやゴールドマン・サックス・グループのアナリストらも、堅調な経済成長が夏場の下落を限定的なものにとどめるとの見方を示している。