ニューヨーク原油先物相場は米株式相場の上昇に加え、トランプ大統領によるイラン産原油購入者への追加制裁の警告を受けて、買いが入り4日ぶりに上昇した。
トランプ氏はイラン産原油もしくは石油製品を購入する国や個人は、その量にかかわらず、直ちに二次的な制裁の対象になると述べた。
ただ、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」が4月に予想より大幅な増産で合意して以降、原油相場は下落基調にあるうえ、ガイアナを含む他の産油国も供給を拡大している。
前日のロイター報道によれば、サウジアラビア当局は同盟国に対し、低価格が長期間続いても同国は耐えられると伝えたこともあり、サウジがOPECプラスを主導し、5月5日の会合で再び増産に踏み切るのではないかとの思惑が一段と強まった。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は
1バレル=59.24ドル
と前日比1.03ドル(1.8%)高で終えた。ロンドンICEの北海ブレント7月限は1.07ドル高の62.13ドルで終了している。
1バレル=59.24ドル
と前日比1.03ドル(1.8%)高で終えた。ロンドンICEの北海ブレント7月限は1.07ドル高の62.13ドルで終了している。