ニューヨーク外国為替市場では23日、円が対ドルで下落した。
日本との通商交渉において、ベッセント米財務長官が為替レートの
具体的な目標
を追求するつもりはないとの発言を受けて売りが強まり一段安となり、一時1.4%安の143円57銭まで売られた。
を追求するつもりはないとの発言を受けて売りが強まり一段安となり、一時1.4%安の143円57銭まで売られた。
ベッセント氏は、日本との通商交渉で為替水準の直接的な是正を促す目標を求めるのかとの質問に対し、「通貨目標は一切ない」と言明した。
また、「G7合意を尊重することを日本には期待している」と続けた。
また、「G7合意を尊重することを日本には期待している」と続けた。
なお、日米は米ワシントンで開催の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に合わせ、加藤勝信財務相とベッセント財務長官が会談する予定となっている。
ブルームバーグ・ドル・スポット指数は上昇した。
ドルは主要通貨に対して全面高となった。
通商政策を巡る米中対立の緩和への期待に加え、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長解任を巡る懸念が和らいだことが背景にある。
ドルは主要通貨に対して全面高となった。
通商政策を巡る米中対立の緩和への期待に加え、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長解任を巡る懸念が和らいだことが背景にある。
4月の米総合購買担当者指数(PMI)は2023年以来となる緩やかなペースでの企業活動拡大を示す一方で、将来の生産を示す指数は2022年10月以来の低水準となった。