米国の金融機関キャピタル・ワン・ファイナンシャルは、クレジットカード発行や決済サービスを手掛ける米ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズの買収について、米規制当局の承認を獲得した。
この買収により融資額で全米最大のクレジットカード会社が誕生する。
買収の是非を判断する米連邦準備制度理事会(FRB)と通貨監督庁(OCC)が、18日にそれぞれ決定を発表した。
この買収計画は昨年2月に発表され、ディスカバーを350億ドル(現在の為替レートで約4兆9800億円)と評価する取引。規制当局の承認待ちだった。
今回の案件承認は、銀行のM&A(企業の合併・買収)助言事業にとっても追い風となる。
バイデン前政権は大型統合計画の承認に積極的でなかったがトランプ政権に代わったことで、こうした承認が増えるとの楽観的な見方が、アナリストや企業経営陣の間から聞かれていた。
バイデン前政権は大型統合計画の承認に積極的でなかったがトランプ政権に代わったことで、こうした承認が増えるとの楽観的な見方が、アナリストや企業経営陣の間から聞かれていた。