米サンフランシスコ地区連銀の
デーリー総裁
は18日、カリフォルニア大学バークレー校での講演で「インフレに対するリスクは1年前よりも高まっている。そのため、想定していたよりも長く金融政策を引き締めた状態で維持しなければならない可能性がある」と指摘した。
「しかし、それが永遠の引き締めを意味するわけではない。最終的にはインフレは低下していくからだ」と続け、インフレのリスクによって政策金利は従来想定よりも長く据え置かれる可能性があるとの見解を示した。
ただ、年内に利下げが行われる可能性は依然残されていると述べた。
は18日、カリフォルニア大学バークレー校での講演で「インフレに対するリスクは1年前よりも高まっている。そのため、想定していたよりも長く金融政策を引き締めた状態で維持しなければならない可能性がある」と指摘した。
「しかし、それが永遠の引き締めを意味するわけではない。最終的にはインフレは低下していくからだ」と続け、インフレのリスクによって政策金利は従来想定よりも長く据え置かれる可能性があるとの見解を示した。
ただ、年内に利下げが行われる可能性は依然残されていると述べた。
米連邦公開市場委員会(FOMC)参加者による3月の経済予測で示された「0.25ポイントの利下げを年内2回実施」という予測はなお適切だと考えているとし、インフレが低下した場合には「経済を過度に引き締めないよう段階的な利下げを実施する必要がある」と述べた。
それでも、政策金利の調整を「焦る必要はない」と強調。「政策金利を時間をかけて調整する可能性は考えられるが、急ぐ必要はない。われわれには十分な時間があり、この状況を少し様子見する余裕がある」と続けた。