カナダ東部シャルルボワで開かれている
先進7カ国(G7)外相会合
は2日目の13日の本格的討議でロシアの侵攻を受けるウクライナが受け入れを表明した米国の
一時停戦案について協議
し、ロシアから前向きな対応を引き出すには、
G7の連携が重要
と指摘する声が上がった。
会合では、ルビオ米国務長官が11日にサウジアラビアで行ったウクライナとの高官協議に関し説明した。
各国は米国の和平に向けた取り組みを評価した。
また、停戦後にウクライナが再侵攻を受けないよう「安全の保証」を確保することが重要だとする意見が出た。
会合に臨んだ
岩屋毅外相
は、和平の在り方は欧州だけでなくインド太平洋地域や国際秩序にも影響を与えると指摘した。
また、「誤った教訓が導き出され得る状況が生まれることを許してはならない」と述べた。
ロシアに有利な形での停戦となる事態を避ける必要があると訴えた。
ロシアに融和的で、
同盟国に対しても関税
を発動するトランプ米政権の発足後、G7の結束が揺らいでいる。
議長国カナダのジョリー外相は会合の冒頭「われわれは多くの課題に直面しており、協力しなくてはならない」と語り、団結を促した。会合は14日に閉幕する。
ひとこと
トランプ政権は中間選挙までに成果を出したいという焦りが強く、前のめりで突き進んでおり、わずかの小石につまずき大怪我をしか寝ない状況になっているが、全く気づいていない愚かさが出始めている。
自己中心的な思考で和平案を出したが、ロシアが受け入れないといった発言がロシアの報道官から出ている。
ロシアが約束しても、時間稼ぎのために結ぶ約束など意味がああるのかどうか疑問だ。
第2次世界大戦時のヒトラーやスターリンの約束の反故を意識すべきだろう。
状況が不利な場合の約束は、状況が改善すれば破るための時間稼ぎでしかないといった思考が根底にあるのがロシアの政治家だろう。