ニューヨーク原油相場は石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が、4月に予定する
段階的な供給引き上げ開始の延期
を検討していることが材料視され、4営業日ぶりに上昇に転じた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は、
1バレル=71.85ドル
と前営業日比1.11ドル(1.6%)高で終了した。
ロンドンICEの北海ブレント4月限は0.8%上げて75.84ドル。
段階的な供給引き上げ開始の延期
を検討していることが材料視され、4営業日ぶりに上昇に転じた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は、
1バレル=71.85ドル
と前営業日比1.11ドル(1.6%)高で終了した。
ロンドンICEの北海ブレント4月限は0.8%上げて75.84ドル。
実際に延期となれば、OPECプラスによる供給拡大計画の先送りは4度目となる。
これを受けて、年内に供給過剰になるとの懸念が和らいだ。
国際エネルギー機関(IEA)は、日量45万バレルの供給過剰を予想している。
米国の在庫は3カ月ぶり高水準で推移しており、市場の需給逼迫度合いを測る指標の一つは供給過剰の兆候を発している。
これを受けて、年内に供給過剰になるとの懸念が和らいだ。
国際エネルギー機関(IEA)は、日量45万バレルの供給過剰を予想している。
米国の在庫は3カ月ぶり高水準で推移しており、市場の需給逼迫度合いを測る指標の一つは供給過剰の兆候を発している。
この日は、米国とロシアが
ウクライナでの戦争終結
について交渉するチームを指名することで合意するなど、新たな向かい風も吹いてきた。
和平合意には、2022年のウクライナ侵攻を受けてロシアの石油業界に科された制裁の解除が含まれる可能性がある。
そうなれば世界市場への供給増加につながりかねない。
ウクライナでの戦争終結
について交渉するチームを指名することで合意するなど、新たな向かい風も吹いてきた。
和平合意には、2022年のウクライナ侵攻を受けてロシアの石油業界に科された制裁の解除が含まれる可能性がある。
そうなれば世界市場への供給増加につながりかねない。
ただ、目先の問題としては、主要輸出パイプラインを経由したカザフスタン産原油フローの混乱で、同地域の供給は抑制される可能性がある。
これは、ウクライナによるドローン攻撃で、パイプラインからの石油を受け取るロシア南部の施設が「深刻なダメージ」を受け17日に稼働停止になったためだ。
これは、ウクライナによるドローン攻撃で、パイプラインからの石油を受け取るロシア南部の施設が「深刻なダメージ」を受け17日に稼働停止になったためだ。