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2025年02月08日

ドイツ銀行がリスク移転商品購入用資金の貸し付けを厳格化

   合成リスク移転(SRT)商品
を融資資金で購入しようとするヘッジファンドなどの投資家に対して、この
   融資の条件
を厳格化するとこの事情に詳しい関係者が非公開の話だとして匿名を要請して明らかにしたとの情報が市場に流れた。

 関係者によるとドイツ銀はSRTの投資家に、現先取引による融資の提供にこれまでほど前向きではなくなると通知したと続けた。

 同行は銀行当局との対話の結果、こうした取引には慎重になることを決定したと、関係者がは発言した。
 SRTは銀行が
   バランスシート上のリスク
の一部を外部投資家に移管するもので、銀行にとってはリスクに対して留保が必要な資本が減り、新規事業などに回せる余力が増えることになる。
 欧州中央銀行(ECB)は速やかかつ単純な方法による
   銀行のリスク移管
を後押ししている一方、リスクが増幅することがあってはならないとくぎを刺している。
  
 ECBは昨年終盤、欧州最大手銀行の一部に質問状を送付し、投資家がSRTを借り入れにより購入を希望する場合の方針や条件をたずねたとブルームバーグが報道していた。
 ECBは依然として事実の把握に努めている段階だが、収集した情報を基に新たな規制が必要かどうかの議論が提起される可能性もあると、関係者は当時述べている。
 
 
ひとこと
 アジア通貨危機を引き起こし莫大な利益を稼ぎ出したLTCMがロシア経済危機で欧州国際資本との激突で破綻し、その対応でFRBのグリーンスパンが、NY地区連銀に指示をして救済措置を講じさせた結果、低金利に移行しサブプライムの適用が拡大した。
 リスク回避でこのサブプライム債権を仕込んだ金融派生品を世界中に売りまくったリーマン・ブラザーズ等が経済変動でプライムローン返済が滞ったため、サブプライムローン信用崩壊となり、最後は破綻「リーマンショック」のきっかけを作って被害を拡大させたことを意識させたSRT対応だろう。 
    

posted by まねきねこ at 12:00| 愛知 ☁| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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