塩野義製薬は22日、新型コロナウイルス治療薬「ゾコーバ」を備蓄用に台湾に供給する契約を結んだと発表した。
約2年間の契約で塩野義は最大10億円を受け取る。
ゾコーバは国内では塩野義の主力製品となっており、海外展開も強化する。
台湾でゾコーバの通常の新薬の承認申請も受理された。
2026年3月に承認される予定だが、備蓄分は承認前でも使用可能という。
台湾でのコロナ患者数は年間約170万人と推計されている。
塩野義は備蓄契約が25年3月期の連結業績予想に与える影響は軽微としている。
ひとこと
海外製薬会社に忖度したような承認の遅れが顕著とも言える日本企業の治療薬が承認され、やっと海外との契約が出来て日を浴びる場にやっと出た感じだ。