韓国のソウル西部地裁は18日、
内乱容疑な
どで拘束された
尹錫悦大統領
の逮捕状を発付するかどうか審査した。
尹氏本人が出席し、約45分間発言し、自身が宣布した
戒厳令は大統領の統治行為
であり、拘束は不当だと主張したとみられる。
審査には尹氏の弁護団や高位公職者犯罪捜査庁(公捜庁)の捜査関係者らも出席した。
地裁は、公捜庁などの合同捜査本部が作成した捜査書類を確認し、事案の重大性、証拠隠滅や逃亡の恐れの有無を検討した。
弁護団に加わる 尹甲根 弁護士は終了後、「事実関係などについて誠実に説明し、答えた。裁判所の決定を待つ」と述べた。
捜査本部は15日に尹大統領を拘束し、17日に逮捕状を地裁に請求した。
審査後に逮捕状が発付されており、最長で20日間、尹氏を拘束して取り調べることが認められる。
審査が行われている間、尹氏の支持者らは同地裁を取り囲む形で集会を開き、「不法拘束」「 弾劾だんがい 反対」などと繰り返し叫美、一部は暴徒化した。
ひとこと
韓国では3権分立は建前でしかなく、独裁政治の影響が大きく作用して逮捕状が交付されたようだ。
今後、司法による暴走で対立が激化して混乱が広がることだろう。