(Sinochem Corporation 中国中化集团公司)
主に化学薬品と肥料の生産と取引、民生用および軍事用の石油の探査と生産を行っている中国の国有多国籍 コングロマリット。
過半数を所有する肥料子会社の
シノフェルト
は、製品の製造と国際市場での調達から流通と小売まで、サプライチェーン全体に関与している。
収益 1,432億米ドル(2023年)
純利益 36億6,600万米ドル(2023年)
総資産 2,239億米ドル(2023年)
純利益 36億6,600万米ドル(2023年)
総資産 2,239億米ドル(2023年)
従業員数 382,894 人(2023年)
親会社 シノケムホールディングス
シノケムグループは1950年に設立された。
シノケムグループは1950年に設立された。
その前身は中国最大の貿易会社であった
中国化学品輸出入公司
である。
シノケムグループは
国務院国有資産監督管理委員会(SASAC)
の監督下にある主要な国有企業で、本社は北京市西城区に置いている。
シノケムの主要事業は、エネルギー、農業、化学、不動産、金融サービスなどであり、中国の4つの国営石油会社の一つである。
中国最大の農業資材会社(肥料、種子、農薬)として中国を代表する化学サービス会社である。
シノケムは現在、中国国内外に300社以上の子会社を所有し、
シノケム・インターナショナル(SZSE:600500)
シノフェルト(SEHK: 297)
フランシオン・プロパティーズ(SEHK: 817 )
など、いくつかの上場企業を支配し
ファー・イースト・ホライズン( SEHK: 3360 )
の筆頭株主でもある。
2009年6月、シノケムグループは、潜在的なグループIPOの手段として
シノケム・コーポレーション
を設立した。
シノケムグループは、フォーチュン・グローバル500に中国で最も早く参入した企業として知られ、これまでに25回リストに載っている。
なお、2016年には139位にランクされた。
シノケムの2020年の最新の収益は542億人民元であった。
シノケムは主に石油化学製品の流通を手掛けているが、合成ゴム、プラスチック、農薬も扱っている。
同社は中国国内外で100社以上の子会社を擁し、石油取引から不動産まで幅広い事業を展開している。
かつては中国政府が直接所有していたが、2009年に株式会社に転換した。
当初は、新たに設立された
シノケムグループ(98%)
と上場している中国の海運大手
COSCO(2%)
が所有していた。
この動きは、シノケムが株式市場を使って株を公開するなど市場志向の企業へと変貌する兆しとなるように意図されていた。
1950年3月10日、中央政府は国内貿易の統一、輸出入量の目標達成、国内市場の主導、需給バランスの確保、国内生産の回復と発展を促進することを目的として、貿易部の指導の下で国家レベルの対外貿易会社を設立することを決定した。
シノケムの前身である
中国輸入総公司
が正式に設立された。
1951年1月8日、中国輸出入公司の準備チームが結成された。
同社のスタッフは中国輸入公司とその華北支社から集められた。
2月13日、中国輸出入公司は貿易部の委託を受け、香港のいくつかの機関の輸出入業務を監督する責任を引き受けた。
3月1日に業務が開始されると、同社の主な任務は西側諸国が課した封鎖と貿易禁止措置を掻い潜って、資本主義国との貿易を行う目的があった。
1961年1月1日、商務貿易委員会傘下の行政機関と企業の再編を経て、中国輸出入公司は
中国化学品輸出入公司
に改組された。
1965年6月12日、商務部は対外貿易会社の名称を標準化することを決定し、7月16日、中国輸出入公司は
中国輸出入総公司
に変更された。
2003年11月10日、シノケムは
国家工商行政管理総局
からの承認を得て、社名を中国化学品輸出入公司から
シノケム株式会社
に変更した。
2009年8月、シノケムは英国に本拠を置く石油会社
エメラルド・エナジー
を買収した。
2011年11月、同社はIPOで350億円を調達する予定であると発表した。
これは中国でその年の最大規模のIPOであり、同国史上6番目に大きなIPOとなった。
このIPOで調達した資金は、福建省の港湾都市である泉州の石油精製所の開発に充てられる予定であった。
2020年8月、米国防総省は、人民解放軍が支援する数社の企業のうちの1社としてシノケムを名指しした。
2020年11月、ドナルド・トランプ大統領は、米国防総省が人民解放軍とつながりがあるとリストアップしている企業(シノケムも含む)の株式を米国の企業や個人が保有することを禁止する大統領令を発令した。