今週発表される米国の物価指標は、根強いインフレ圧力を示すと見込まれており、今後の利下げに対する米金融当局の慎重姿勢を後押しする内容となりそうだ。
27日発表の米個人消費支出(PCE)統計では、 連邦準備制度理事会(FRB)が基調的なインフレを判断する上で指標として重視するPCEコア価格指数が10月に前月比で0.3%上昇、前年同月比では2.8%上昇と4月以来の大幅な伸びになったと見込まれている。
また、同統計では、堅調な家計支出と安定した所得の伸びも明らかになる見通し。
インフレ調整前の個人消費支出は前月比0.4%増の見込み。
前月は0.5%増だった。
個人所得は2カ月連続で0.3%増となったと予想されている。
インフレ調整前の個人消費支出は前月比0.4%増の見込み。
前月は0.5%増だった。
個人所得は2カ月連続で0.3%増となったと予想されている。
12月17、18両日の連邦公開市場委員会(FOMC)前には、消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の11月分が発表されるが、PCEは10月分が最後になる。
PCE統計は、感謝祭の祝日前の27日に発表される一連の米経済指標の中で、投資家にとって最も重要な統計だ。
同日には7−9月(第3四半期)の国内総生産(GDP)改定値、耐久財受注、新規失業保険申請件数なども発表される。
同日には7−9月(第3四半期)の国内総生産(GDP)改定値、耐久財受注、新規失業保険申請件数なども発表される。
26日発表の11月6、7日開催分のFOMC議事要旨では、米金融当局が来月に3会合連続の利下げに踏み切るかどうかのヒントを投資家は探ることになるだろう