中国の習近平国家主席は16日、
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議
のため訪れているペルーのリマで
バイデン米大統領
と会談し、米中関係の改善に向け
ドナルド・トランプ氏
と協力する用意があると伝えた。
第2次トランプ政権発足前にバイデン、習両氏が会うのはこれが最後となる見通し。
のため訪れているペルーのリマで
バイデン米大統領
と会談し、米中関係の改善に向け
ドナルド・トランプ氏
と協力する用意があると伝えた。
第2次トランプ政権発足前にバイデン、習両氏が会うのはこれが最後となる見通し。
習氏はバイデン氏に対し、米中両国は長期的に平和的に共存していくべきだと呼びかけ、人類が困難を乗り越えるためには「連帯と協力」が必要で、「デカップリング(切り離し)もサプライチェーンの混乱も解決策ではない」と述べた。
習氏は「中国には、米国の新たな政権と協力し、意思疎通を維持し、協力を拡大し、相違を管理することで、両国国民の利益のために米中関係の安定した移行に努める用意がある」としながらも、「もし互いを敵として扱い、悪意を持って競争し、互いに傷つけ合うのであれば、米中関係はねじれや曲折、あるいは後退さえも経験することになるだろう」と警告した。
バイデン氏はこれに対し、両国間の進展を「非常に誇らしく思う」と述べ、習氏と長年にわたり頻繁に会談を行ってきたことを振り返り、意見が一致しない場合でも常に率直に話し合ってきたと指摘した。
「こうした対話により誤算を防ぎ、米中の競争が紛争に発展しないようにしている」と語り、軍同士のコミュニケーションや人工知能(AI)リスク、麻薬対策における協力関係が改善していると説明した。
バイデン氏は10年以上前の副大統領時代から、まだ国家副主席だった習氏と会談を重ねてきた。2人の公式協議としては最後となる見込みの今回の米中首脳会談は、両国関係の不確実性と緊張が高まっている時期に行われた。
首脳会談後、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は、米中がAIによる核兵器の管理を避けることで合意したと発表した。
さらに、バイデン氏がロシアの産業基盤への中国の支援に懸念を示し、プーチン大統領が続けているウクライナでの戦争に部隊を派遣した北朝鮮の動きは、欧州のみならずアジアの平和と安全にも影響を及ぼす恐れがあると警鐘を鳴らしたと明らかにした。
サリバン氏は、中国によるとみられる米通信事業者へのハッキングについてもバイデン氏が習氏に提起したと述べたが、詳しい言及は避けた。
習氏は、今回の会談を「率直かつ深みがあり、建設的」と表現。米中共通の利益は縮小するどころか拡大していると指摘した上、バイデン氏に対し、「新たな冷戦」は回避すべきで、悪影響を及ぼすような行動を米国は自制する必要があると語った。
習氏は南シナ海を巡る介入の回避を米国に求め、台湾の頼清徳総統の「分離主義的な性質を認識」すべきだと主張した。
台湾を自国領土の一部と見なす中国は、必要なら武力行使も辞さないとしており、話にもならない。
習氏はまた、2026年のAPEC首脳会議を中国で開くと発表した。
これはトランプ氏が大統領として再びが訪中する可能性があることを示唆している。
習氏は「安定し、健全で、持続可能な米中関係を築くという中国の目標は変わらない」と続けたが、安易な考えであり、そもそもトラップがAPEC首脳会議出席を無視する可能性もある。
これはトランプ氏が大統領として再びが訪中する可能性があることを示唆している。
習氏は「安定し、健全で、持続可能な米中関係を築くという中国の目標は変わらない」と続けたが、安易な考えであり、そもそもトラップがAPEC首脳会議出席を無視する可能性もある。
ひとこと
治安悪化が著しい中国であり、習近平への反発が蓄積されてきており、反乱等が起きる可能性も高い。
軍事覇権を強めており、傲慢そのものとなった習近平の独裁政権が坂を転げ落ちるような環境を作り出してしまいかねない。
過去、10回以上も暗殺未遂が起きていると言われる習近平の体制がいつまで維持できるかだ。