外国企業は7−9月(第3四半期)に、中国から一段と資金を引き揚げた。
中国当局は安定した経済成長実現に向けて景気刺激策を打ち出しているが、投資家の間で依然として悲観的な見方があることを示している。
国家外為管理局(SAFE)が8日遅くに発表したデータによると、中国の国際収支における対中直接投資は第3四半期に
81億ドル(約1兆2400億円)
の流出超となった。
1−9月では約130億ドルの流出超であった。
81億ドル(約1兆2400億円)
の流出超となった。
1−9月では約130億ドルの流出超であった。
中国への直接投資は2021年に過去最高を記録したが、その後3年にわたって大幅に落ち込んでいる。
地政学的な緊張の高まりや中国経済に対する悲観、自動車など一部業界で中国企業との競争が激化していることが背景にある。
地政学的な緊張の高まりや中国経済に対する悲観、自動車など一部業界で中国企業との競争が激化していることが背景にある。
現在の減少傾向が年内続いた場合、比較可能なデータが確認できる1990年以降では初めて、年間ベースで対中直接投資が流出超過となる。