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2024年11月08日

トランプ氏が民主党の牙城NYでも善戦し、全米で右傾化が鮮明に

 トランプ前米大統領は、今回の選挙で自身の出身地ニューヨーク州を制することができると述べていたものの実現はならなかった。
 ただ、ニューヨーク州は右傾化し、トランプ氏はこの民主党の牙城をじわり切り崩しつつある。

 ニューヨーク市および州の選挙管理委員会の速報データによると、開票率97%の時点で、トランプ氏はニューヨーク市で30.5%、同州では43.3%の票を獲得した。
 
 共和党の大統領候補者としては少なくとも1996年以降で最高だ。
 民主党の地盤であるマンハッタンでさえ、ハリス副大統領は民主党の大統領候補としては2000年のアル・ゴア氏以来の低い得票数にとどまった。

 この変化は、米国の都市や郊外、地方で共和党支持が強まったことを反映しており、トランプ氏返り咲きの原動力となった。
 物価上昇や不法移民急増の悪影響といった有権者の懸念が勢い付かせた。

 全米ベースの出口調査によると、トランプ氏は黒人とラテン系有権者からの支持を拡大した。
 この2つの層はニューヨーク市の人口の約半分を占める。
 7日午前の時点で、トランプ氏は全米の一般投票でハリス氏に480万票の差をつけている。
 2016年と20年の一般投票では敗れていた。

 ニューヨークでトランプ氏が善戦した背景には、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後の犯罪急増や、市の財源を圧迫した20万人を超える移民の流入がある。
 パンデミックからの回復に苦戦している間にも、国内の多くの地域と同様、ニューヨーク市民は生活費の高騰に苦しめられた。

 近年、トランプ氏とニューヨーク州の関係は険悪だが、トランプ氏は同州での支持者拡大に向けて取り組んでいる。
 マディソン・スクエア・ガーデンで2万人規模の集会を開催したほか、ブロンクスの支持者をクロトナ公園でのイベントに誘い、クイーンズにある著名なユダヤ教指導者の墓を訪れた。

 
 民主党の政治ストラテジスト 
   トリップ・ヤン氏
によると、速報データでは、トランプ氏の得票率が2020年の選挙と比べ、市内のすべての行政区で上昇した。
 特にクイーンズ北部、ブルックリン南部、ブロンクスの一部など、アジア系やラテン系有権者の多い地域で顕著だという。
 ラテン系住民の多いクイーンズの一部では、「ハリス氏の得票率が前回のバイデン氏よりも30ポイントも低かった」と続けた。

 ここ数カ月で犯罪は減少し、市の補助を受ける移民の数も安定してきた。
 しかし、それらの問題は一部有権者の考えに影響を及ぼしたようだ。

 アダムズ市長は2年間にわたり、移民がニューヨークを「破壊」する可能性があると警告した。
 市のサービスやゴミ収集、図書館、警察の大幅な予算削減を提案している。
 その後、削減を撤回した。移民問題に対応できなかったバイデン政権も繰り返し批判した。

 マンハッタンのイーストビレッジにあるバー「ダウンタウン・ソーシャル」では、「MAGA(米国を再び偉大に)」の帽子をかぶった若い共和党員たちが歩道にまであふれ、近くのビルの階段でタバコを吸っていた。客は入り口で渡されたトークン(笑顔のトランプ氏が描かれた偽札)で飲み物の支払いを済ませた。

 トランプ氏はニューヨークで従来左寄りのユダヤ人社会にも食い込んだ可能性がある。
 フォックス・ニュースがユダヤ系ニューヨーカーを対象に実施した出口調査によると、5日の大統領選でトランプ氏を支持したのは全体の46%で、全米のユダヤ系票を上回った。
 ニューヨーク市では、昨年10月7日にイスラム組織ハマスがイスラエルを攻撃して以来、反ユダヤ的なヘイトクライム(憎悪犯罪)や偏見による事件が急増している。
  
  
posted by まねきねこ at 19:30| 愛知 ☁| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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