エミグラント銀行(Emigrant Bank 旧エミグラント貯蓄銀行(Emigrant Savings Bank))
2012年には米国で9番目に大きな民間銀行であり、資産は81億ドルであった。
2021年6月現在、資産は57億5000万ドルで、米国のすべての銀行の中で資産規模は244位にランクされていす。
エミグラント銀行には、
エミグラントダイレクトや
ダラーセービングダイレクト
など、オンラインのみの部門がいくつか保有している。
移民貯蓄銀行は、ジョン・ヒューズ大司教の支援を受けて、アイルランド移民協会の18人のメンバーによって1850年にニューヨーク市のアイルランド人コミュニティのニーズに応えることを目標として設立された。
本部はマンハッタンのチェンバーズストリート49番地にあった。
移民貯蓄銀行は、ジャガイモ飢饉を逃れるため、米国に到着したアイルランド移民の膨大な記録を収集し、後にニューヨーク公共図書館に寄贈され、貴重な系図資料として役立っている。
移民貯蓄銀行には、東ヨーロッパや北ヨーロッパを含む他の多くの移民コミュニティからの顧客もいた。
1986年、移民貯蓄銀行は数年間の損失の後、相互銀行から株式貯蓄銀行に転換した。
2003年9月10日、エミグラント銀行はプライベートエクイティ会社
コートニーグループ
と共同で
ボイランボトリングカンパニー
を買収した。
これは両社の飲料部門における初の取引であり、当時ボイランのテターボロ本社があったニュージャージー州における初の取引でもあった。
取引の一環として、エミグラントキャピタルの常駐役員
ヴァル・スタロワー
がボイランの取締役会に加わった。
ハワード・ミルスタインは、エミグラント銀行の銀行持株会社である
ニューヨーク・プライベート・バンク&トラスト
の会長、社長、最高経営責任者である。
2012年7月、30支店を
に売却すると発表された。
なお、マンハッタンとニューヨーク州ウエストチェスター郡の2支店は維持された。