ドイツIfo経済研究所が25日発表したドイツ企業の景気見通しで10月の期待指数は
87.3(前月 86.4)
に上昇、6月以来の高水準となり長引く低迷が終わりを見せつつある可能性が一段と示唆された。
エコノミスト予想も上回り、また、現状指数も上昇した。
に上昇、6月以来の高水準となり長引く低迷が終わりを見せつつある可能性が一段と示唆された。
エコノミスト予想も上回り、また、現状指数も上昇した。
独連邦銀行(中央銀行)は先週、9月までの2四半期で浅いリセッションを経験し、第4四半期はほぼ落ち着くはずだと予測し、深刻なリセッションに陥る可能性を否定した。
ただ、消費は引き続き慎重で、近く大幅な回復が見込める兆しはないと続けた。
ただ、消費は引き続き慎重で、近く大幅な回復が見込める兆しはないと続けた。
Ifoのフュースト所長は25日、ブルームバーグTVに出演、「製造業では企業が現状悪化を伝えているものの、今後数カ月に改善を見込んでいる」と述べ、「サービス業は明るい反応だ。特に観光やIT、物流などの企業からは状況が上向いているとの報告がある」と続けた。
その上でフュースト所長は「これが好転するかどうかはまだ分からない」と慎重な見方を示した。
ドイツの景気はなお冷え込んでいるが、少なくとも安定化の兆しは幾つか見られる。
S&Pグローバルが24日発表した
HCOB総合購買担当者指数(PMI)
によれば、民間部門の経済縮小ペースは減速し、サービス部門の拡大が低迷する製造業を補った。
S&Pグローバルが24日発表した
HCOB総合購買担当者指数(PMI)
によれば、民間部門の経済縮小ペースは減速し、サービス部門の拡大が低迷する製造業を補った。