米国金融機関大手のシティグループは来月の大統領選挙で
トランプ前大統領
が勝利する可能性に絡んだいわゆる「トランプトレード」について今が利益を一部確定する好機だと指摘した。
が勝利する可能性に絡んだいわゆる「トランプトレード」について今が利益を一部確定する好機だと指摘した。
シティはリポートで過去のデータによると
資産価格の変動
はその多くが実際の投票前に起きているため、投資家がますますトランプ氏優勢に傾いていても、主要な取引において
利益を確定するのが最善
だと記述した。
はその多くが実際の投票前に起きているため、投資家がますますトランプ氏優勢に傾いていても、主要な取引において
利益を確定するのが最善
だと記述した。
シティが選好したトランプトレードに、市場が織り込む平均インフレ率である
ブレークイーブンレート(BEI)
があるが、シティは5年物BEIのポジションをロングで持ち、予想以上に強い9月の雇用統計を受けて10月上旬に積み増しをした。
ブレークイーブンレート(BEI)
があるが、シティは5年物BEIのポジションをロングで持ち、予想以上に強い9月の雇用統計を受けて10月上旬に積み増しをした。
BEIはインフレ連動債(TIPS)利回りと同年限の名目利回りの差に基づいて算出されるため、インフレ率上昇の期待が市場で広がればBEIは上昇する。
5年物BEIは現時点で約2.3%付近にある。
なお、9月には1.8%台だったため、シティはこの取引で利益を確定した。
5年物BEIは現時点で約2.3%付近にある。
なお、9月には1.8%台だったため、シティはこの取引で利益を確定した。
他にシティが解消して利益を出した取引には、対ユーロを中心としたドル高想定ポジションがある。
ドルは対ユーロで9月下旬から約3.5%上昇した。
なお、25日午後には1ユーロ=1.07ドル台で推移している。
ドルは対ユーロで9月下旬から約3.5%上昇した。
なお、25日午後には1ユーロ=1.07ドル台で推移している。