住友生命保険の増田光男運用企画部長が25日の運用説明会で、2024年度に為替ヘッジ付き外貨建てクレジットの残高を数千億円規模で積み増すことを明らかにした。
超長期債も数千億円単位で投資するが、金利上昇局面を待って動く方針だ。
為替ヘッジ付き外貨建てクレジットは上期に利回りの低い資産を売却し、残高を減らした半面、下期は一転積み増す。
社債に加え、ローン担保証券(CLO)など変動金利資産や海外のプロジェクトファイナンスを中心とした投資を検討しているという。
増田氏は、超長期債への投資より「若干多いかもしれない」と述べた。
社債に加え、ローン担保証券(CLO)など変動金利資産や海外のプロジェクトファイナンスを中心とした投資を検討しているという。
増田氏は、超長期債への投資より「若干多いかもしれない」と述べた。
超長期債は「リスク削減を前提とする平準買いは行わず、できるだけ良い水準で投資する」と言う。
投資の中心である30年債は現在の利回り水準(2.19%)で「十分投資に値するが、集中的に投資する水準ではない」と指摘した。
年度末は2.1%、上限は2.4%と想定し、「今後さらに上昇余地がある」との認識を示した。
投資の中心である30年債は現在の利回り水準(2.19%)で「十分投資に値するが、集中的に投資する水準ではない」と指摘した。
年度末は2.1%、上限は2.4%と想定し、「今後さらに上昇余地がある」との認識を示した。
住友生命では、年度を通じて超長期債の残高を数千億円単位で増やす計画だが、「償還が若干それを上回るため、残高は減少する」と増田氏は説明した。
日本銀行の追加利上げについては、12月か来年1月を想定している。
増田氏は「その後は半年に1回ペースで、中立金利と意識される1%程度まで引き上げる」と予想する。
増田氏は「その後は半年に1回ペースで、中立金利と意識される1%程度まで引き上げる」と予想する。
上期に残高を減らした円建てクレジットも国内事業債や融資、国内プロジェクトファイナンスを中心に下期は残高を積み増す。
オルタナティブ投資はインフラエクイティやプライベートエクイティなどを中心に、上期に続き下期も残高を増やす。
ひとこと
日本企業の内部留保資金を株主に対して配当金として吐き出させる要求が出来ない機関投資家の投資姿勢がそもそも問題だろう。
オルタナティブ投資はインフラエクイティやプライベートエクイティなどを中心に、上期に続き下期も残高を増やす。
ひとこと
日本企業の内部留保資金を株主に対して配当金として吐き出させる要求が出来ない機関投資家の投資姿勢がそもそも問題だろう。