ノムラ・インターナショナルの通貨ストラテジスト
宮入祐輔氏(ロンドン在勤)
らは、顧客向けリポートで週末の総選挙を受けて円の下げが加速する場合、日本銀行は12月にも金利を引き上げる可能性があると示唆せざるを得なくなるかもしれないと指摘した。
与党の過半数割れリスクから円は既に売られているが、今月31日の日銀の金融政策決定会合を前に円売り圧力は一段と強まる恐れがあると、ストラテジストらはみている。
宮入祐輔氏(ロンドン在勤)
らは、顧客向けリポートで週末の総選挙を受けて円の下げが加速する場合、日本銀行は12月にも金利を引き上げる可能性があると示唆せざるを得なくなるかもしれないと指摘した。
与党の過半数割れリスクから円は既に売られているが、今月31日の日銀の金融政策決定会合を前に円売り圧力は一段と強まる恐れがあると、ストラテジストらはみている。
選挙後に円が急落すれば、「インフレ上振れリスクの強まりを反映し、日銀はよりタカ派に傾く可能性がある」とリポートに記し、1ドル=157円50銭前後を「注目すべき水準」に挙げた。
円は今月、対ドルで6%余り下落しており、月間としては2022年4月以来の大幅安となる勢いだ。
他の主要10通貨も月初来でドルに対して値下がり。11月5日の米大統領選を控えた警戒感に加え、米利下げペースが従来の想定よりも遅くなるとの見方が背景にある。
他の主要10通貨も月初来でドルに対して値下がり。11月5日の米大統領選を控えた警戒感に加え、米利下げペースが従来の想定よりも遅くなるとの見方が背景にある。