欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は23日、ワシントンのシンクタンク、アトランティック・カウンシルが主催したイベントで、ピーク時には10%を超えていたインフレ率に政策当局者がいかに対応してきたかを説明し、インフレ低下の一部は当局者の取り組みによる成果だと主張した。
インフレ率が目標の2%を下回る水準へと低下した状況に「かなり満足」している続けた。
ラガルド氏は「現時点でユーロ圏のインフレ率は2%を下回っているが、向こう数カ月に再び上昇して2%を超えると信じるに足る理由がある」と述べ、「実に順調な進展で、われわれは大きく貢献した」と胸を張り自信を示した。
発言の中で金利見通しに直接触れることはなかったが、ECB当局者の間で利下げ開始が可能なほどインフレは抑制されたと判断したことについて、自信が膨らんでいることを示唆した。
また、ラガルド氏は景気自体に関して、「もちろん、われわれは成長に注意している。インフレに影響するからだ」と説明せいた。
「われわれが注意しているのは、成長がインフレに及ぼす影響だ。米連邦準備制度とは違う」と語った。
「われわれが注意しているのは、成長がインフレに及ぼす影響だ。米連邦準備制度とは違う」と語った。