欧州中央銀行(ECB)が今年3回目の利下げを決めてから一夜明けた18日、フランス中銀総裁
ビルロワドガロー氏
はパリで記者団に現在の地政学的が予測不可能な状況であることを挙げ、2%のインフレ目標を上振れするリスクと下振れリスクがいまや同じぐらいあると指摘した。
はパリで記者団に現在の地政学的が予測不可能な状況であることを挙げ、2%のインフレ目標を上振れするリスクと下振れリスクがいまや同じぐらいあると指摘した。
ECBは柔軟性を保つべきで、インフレ後退と景気の弱含みに対応して金利を引き下げると述べた。
ビルロワドガロー氏は「自分の目には方向性は明らかだ。ECBは適宜、金融政策の景気抑制的な性質の解除を続けるべきだ」と述べたうえ「だが、そのリズムは機敏な実用主義でなければならないだろう。極めて不確実な国際環境において、今後の会合でわれわれは完全な選択性を維持する」と続けた。
今週の決定について、「最初の利下げではなかったし、最後の利下げでもない」と述べ、インフレ率は「2%の目標に従来の予測よりも早く到達するはずだ」と続けた。