米国株式市場は18日、一連の企業決算を消化しつつ、景気が持ちこたえている兆候を好感し、買いが広がりS&P500種株価指数は週間ベースで今年最長の長期連続高となった。
1987年のブラックマンデーから37年を翌日に控え、S&P500種とダウ工業株30種平均はいずれも過去最高値を更新した。 S&P500種は週間ベースで6週連続高だ。
同指数の均等加重バージョンであるS&P500イコールウエート指数も過去最高値を更新した。
株価上昇の裾野が広がるとの期待が反映された。
同指数の均等加重バージョンであるS&P500イコールウエート指数も過去最高値を更新した。
株価上昇の裾野が広がるとの期待が反映された。
ネットフリックスは好決算を材料に11%高となった。
また、アップルは中国で最新型「iPhone」の売れ行きが好調なことから、株価は1.2%上昇した。アメリカン・エキスプレスは収入見通しの下方修正が嫌気されて3.2%下げた。
また、アップルは中国で最新型「iPhone」の売れ行きが好調なことから、株価は1.2%上昇した。アメリカン・エキスプレスは収入見通しの下方修正が嫌気されて3.2%下げた。
S&P500種は今年、次々と記録を更新しているが、投資家のセンチメントを示す指標からはムードの悪化がうかがわれる。
背景には米金融政策を巡る不透明感や地政学的リスク、米国の選挙がある。
今週に入り市場には楽観が戻ってきているが、そのタイミングは株式市場に弱気なシグナルを送っている。
来週発表される決算では、23日のテスラとボーイングが注目される。
背景には米金融政策を巡る不透明感や地政学的リスク、米国の選挙がある。
今週に入り市場には楽観が戻ってきているが、そのタイミングは株式市場に弱気なシグナルを送っている。
来週発表される決算では、23日のテスラとボーイングが注目される。
テスラの決算発表後の電話会見では、生産目標や規制問題への対応が問われる。
同社が発表したロボタクシーは投資家の熱狂を引き起こすには至らず、最近の納車台数に対する不安も静まっていない。
同社が発表したロボタクシーは投資家の熱狂を引き起こすには至らず、最近の納車台数に対する不安も静まっていない。
ボーイングは製造遅延やストライキ、手元資金の取り崩しといった問題を抱え、投資家は不安を募らせている。