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2024年10月19日

債券版「恐怖指数」生みの親、米国大統領選挙後の利回りは歴史的大揺れを予想

 債券市場のボラティリティー(変動性)リスクを示す
   ICE・BofA・MOVE指数
を1994年に考案した
   シンプリファイ・アセット・マネジメント
のマネジングパートナー
   ハーレー・バスマン氏
は注目の米大統領・議会選挙が投開票される11月5日後の数日間、利回りの歴史的な大揺れに投資家は身構えていると指摘した。

 また、選挙直後の米国債利回りは全ての年限で約18ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)変動するとの見方がオプション価格に示されていると続けた。
 選挙後1カ月でみた残りの期間では、1日当たりの平均変動は6bpと見込まれているという。

 ただ、この規模の変動は近年では珍しくないものという。
 特に連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利を引き上げていた2022年と23年には顕著だった。
 しかしそれをオプション市場が予想しているのは異例だとバスマン氏は指摘した。

 ただ、「これほど大きな『イベントデー』はこの仕事に就いてから多分見たことがない」と米国債市場40年のベテランでもあるバスマン氏は述べ「とてつもなく大きい事だ」と続けた。

 投票日まで3週間を切った現在、共和党候補のトランプ前大統領と民主党候補のハリス副大統領は接戦を繰り広げている。

 2016年にトランプ氏がヒラリー・クリントン氏を破って予想外の勝利を収めた際、10年債利回りは1日に37bp変動し、それまでの10年余りには見られなかったボラティリティーを記録した。
 20年にトランプ氏は再選を逃したが、コロナ禍での郵便投票が多かったこともあり、結果が判明するまでに数日かかった。

 MOVE指数は1カ月物米国債オプションのインプライドボラティリティーに基づいて算出される。同指数は今月7日に100から124に急伸した。
 1日の動きとしては2020年以来の大幅となった。
 投票日が近づき、30日間の算定範囲に入ったためだ。

 15日には127に達し、昨年12月以来の高水準となった。
 2016年と20年の選挙前数週間では、60前後で推移していた。

 これに匹敵する「既知の未知」イベントとして、バスマン氏は1991年1月が思い出されると指摘した。
 当時は国連がイラクに求めたクウェート撤退の期限が近づいていた。

 なお、「何が起きるのか誰にも分からない」と述べ、「だからこそ投資家はプロテクションの購入を求め」、想定ボラティリティーを押し上げるのだと説明した。
   
   
posted by まねきねこ at 02:00| 愛知 ☔| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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