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2024年10月17日

Xエネルギー(X-energy) 米国の民間原子炉および燃料設計エンジニアリング会社 

 米国の民間原子炉および燃料設計エンジニアリング会社
 第 4 世代の高温ガス冷却ペブルベッド 原子炉の設計を開発している。
 同社は、民間からの資金提供や、 2016 年の
   米国エネルギー省(DOE)
の先進炉コンセプト協力協定や 2020 年の先進炉実証プログラム (ARDP) など、さまざまな政府助成金や契約を受けている。

 2009年にイラン生まれのアメリカ人実業家
   カム・ガファリアン氏
によって設立された。
 2016年1月、X-​​energyは、原子炉開発の要素を進めるために、米国エネルギー省の先進的原子炉コンセプト協力協定の一環として、最大4000万ドルの5年間の助成金を受けた。
 2019年、X-energyは前線基地で使用するための
   小型軍用原子炉
を開発するために米国国防総省から資金提供を受けた。
 元エネルギー省エネルギー副長官の
   クレイ・セル氏
が2019年にX-energyのCEOに任命された。

 2020年10月、同社はエネルギー省から、ヘリウム冷却ペブルベッド型原子炉Xe-100の設計の実証炉を建設するための費用として、今後5〜7年間で総額4億〜40億ドルの補助金の受領企業に選ばれた。
 これはエネルギー省の先進炉実証プログラムの一環であり
   テラパワー
にも同じ補助金が交付されている。
 2022年にカーチス・ライト社はXe-100原子炉の3つの重要な部品の優先サプライヤーとなることに合意した。
 原子炉の最初の設置はワシントン州のエナジー・ノースウェスト社向けに行われる予定である。

 2023年3月、X-エナジーとダウ社は、米国メキシコ湾岸のダウ社の施設の一つに、送電網規模の次世代原子炉Xe-100を開発することに合意した。
 2022年12月、X-energyは特別買収会社
   Ares Acquisition
を使って20億ドルで株式を公開する予定だった。
 しかし、当時のマクロ経済状況と、コスト増加による米国初のSMR導入プロジェクト
   Carbon Free Power Project
の中止による市場への影響により、2023年10月に中止となった。
 同社は2023年11月に一部従業員を解雇した。
 2023年12月、同社は既存の投資家から新たな資金調達ラウンドで2億3500万ドルの投資を調達した。
 
 Xe-100 は、従来の原子炉設計と比較して、より小型で、よりシンプルで、より安全な
   ペブルベッド高温ガス冷却原子炉
の設計案である。
 ペブルベッド高温ガス冷却原子炉は、1944 年に初めて提案された。
 各原子炉は、200 MWtおよび約 76 MWe を発電する予定である。
 Xe-100 の燃料は、球形の燃料要素、またはペブルであり、三構造等方性 ( TRISO ) 粒子核燃料設計を使用し、高分析 LEU (HALEU) ウラン燃料を 20% に濃縮して、燃料交換の間隔を長くしている。
 X-energy は、TRISO 燃料によって
   原子炉のメルトダウンが事実上不可能
になると主張している。

   
posted by まねきねこ at 08:00| 愛知 | Comment(0) | よもやまばなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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