米国株式市場ではS&P500種株価指数が今年すでに46回も過去最高値を更新したが、ゴールドマン・サックス・グループのトレーディングデスクのグローバル市場担当マネジング・ディレクターで戦術スペシャリストの
スコット・ルブナー氏
は、S&P500種が今年の年末時点で「6000を大幅に超えている」可能性があると予想した。
1928年までさかのぼったデータを分析した結果、10月15日から12月31日までのS&P500種は中央値で5.17%上昇しており、選挙の年は7%強と一段と高いリターンを残している。これを今年に当てはめると年末水準は6270になると続けた。
は、S&P500種が今年の年末時点で「6000を大幅に超えている」可能性があると予想した。
1928年までさかのぼったデータを分析した結果、10月15日から12月31日までのS&P500種は中央値で5.17%上昇しており、選挙の年は7%強と一段と高いリターンを残している。これを今年に当てはめると年末水準は6270になると続けた。
なお、ブルームバーグがまとめた統計データでは、10−12月(第4四半期)の強気見通しを裏付ける。
100年近い歴史に基づくと、1928年より後でこの間にマイナス相場だった年はわずか25年だった。ただし過去の騰落記録は1998年が21%上昇、29年が29%下落といった具合に幅が広いため水物ともいえる。
100年近い歴史に基づくと、1928年より後でこの間にマイナス相場だった年はわずか25年だった。ただし過去の騰落記録は1998年が21%上昇、29年が29%下落といった具合に幅が広いため水物ともいえる。
なお、ルブナー氏は大統領選挙を前に株式が売りを浴びると予想していたが、その見方を改めたという。
ルブナー氏は15日の顧客リポートで「株式市場の売り浴びせはキャンセルだ。機関投資家が市場参入を余儀なくされている現在、顧客はヘッジ外しにシフトしており、年末ラリーと整合するようになってきた」と指摘した。