バンク・オブ・アメリカ(BofA)の
マイケル・ハートネット氏
が率いるストラテジストが15日まとめた顧客向けリポートによれば、BofAが実施した投資家調査で
が率いるストラテジストが15日まとめた顧客向けリポートによれば、BofAが実施した投資家調査で
株式に対する投資家の見方は非常に強気
で、世界的に株式を売却するタイミングとなっている可能性があると示された。
このリポートによれば、株式への資産配分が拡大した一方で、債券へのエクスポージャーは縮小。現金の資産配分比率は10月に3.9%と、前月の4.2%から縮小し、世界の株式の「売りシグナル」が点灯した。
このリポートによれば、株式への資産配分が拡大した一方で、債券へのエクスポージャーは縮小。現金の資産配分比率は10月に3.9%と、前月の4.2%から縮小し、世界の株式の「売りシグナル」が点灯した。
ハートネット氏らは、10月の調査によれば「米利下げや中国刺激策、ソフトランディングに対する投資家の楽観は2020年6月以降で最も上昇した」と指摘した。
株式の資産配分は前月から約3倍増。差し引き31%のオーバーウエートだった。
逆に、債券の配分はネット15%のアンダーウエートだった。
株式の資産配分は前月から約3倍増。差し引き31%のオーバーウエートだった。
逆に、債券の配分はネット15%のアンダーウエートだった。
2011年以降、同様の売りシグナルは11回発生している。
世界の株式は売りシグナルから1カ月で平均2.5%、3カ月で0.8%下落している。
ただ、同氏らは「フロス(泡)が大きくなっている」と指摘しながらも、BofAのブル・ベア指数で「大型の売りシグナル」である8は下回っていると指摘した。
世界の株式は売りシグナルから1カ月で平均2.5%、3カ月で0.8%下落している。
ただ、同氏らは「フロス(泡)が大きくなっている」と指摘しながらも、BofAのブル・ベア指数で「大型の売りシグナル」である8は下回っていると指摘した。
ひとこと
市場参加者が増えれば、大きく解雇してきた大口投資家が利益確保に動きやすくなっている環境にあり、高値に向かう中でカモネギ投資家が広がり「売り逃げモード」に入っているのはバフェット氏の保有高の減少を見れば納得だ。
高値からの下落は上昇よりも早く逃げ遅れしかねないのは過去多く見られた投資家心理だ。
猫も杓子も市場に参加する状況下ではチキンレースで最後まで乗っている投資家にはなりたくないものだ。