米株式相場は10日、9月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る伸びとなった一方、別の統計では労働市場の減速が示され、11月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での利下げを巡る議論が一段と活発化し下落した。
この日発表された各データは、ウォール街では衝撃的とは受け止められなかった。
ただ、リセッションを引き起こすことなくインフレ率を目標の2%に戻すという米金融当局の課題を浮き彫りにした。
9月に0.5ポイントの大幅利下げに踏み切ったFOMCが、11月は0.25ポイントの利下げにとどめるか、もしくは金利を据え置くとの議論が浮上している。
ただ、リセッションを引き起こすことなくインフレ率を目標の2%に戻すという米金融当局の課題を浮き彫りにした。
9月に0.5ポイントの大幅利下げに踏み切ったFOMCが、11月は0.25ポイントの利下げにとどめるか、もしくは金利を据え置くとの議論が浮上している。