米国債取引で支配的な立場を目指す同社の幹部陣は、過去10年近くにわたって、ニューヨーク地区連銀と直接取引するプライマリーディーラーになることを目標達成への一歩と捉えていた。
シタデル・セキュリティーズは米国債の主要なマーケットメーカー(値付け業者)としての地位を既に確立していることから、もはやプライマリーディーラーに認定される必要はないと考えていると、この事情に詳しい複数の関係者がメディアの取材で匿名を条件に明らかにした。
「シタデル・セキュリティーズは米財務省証券に投資する機関投資家にとって、最大級の流動性プロバイダーだ」と同社は電子メールでコメントしている。
「中央清算への移行を含め、市場が民主化と進化を続ける中、最良の流動性へのアクセスを求める顧客はプライマリーディーラーの認定をそれほど重視しなくなっている」と続けた。
「中央清算への移行を含め、市場が民主化と進化を続ける中、最良の流動性へのアクセスを求める顧客はプライマリーディーラーの認定をそれほど重視しなくなっている」と続けた。