レバノンで17日、ポケベル型の通信機器を使用した爆破装置が各地で爆発し、数人が死亡、3000人近くが負傷した。
レバノン当局はイスラエル諜報機関による組織的な攻撃だと非難した。
レバノンのコルム通信相はブルームバーグに対し、こうした無線機器のバッテリーが過熱した可能性が高く、爆発はその後に起きたと批判し、「汚い手」が使われたとの見方を示した。
レバノン保健省は2700人余りが負傷し、これまでに8人の死亡が確認されたと説明した。
負傷者のうち約200人は重体だとしている。
負傷者のうち約200人は重体だとしている。
マカーリ情報相は首都ベイルートで「閣僚評議会は全会一致」で、イスラエルによるこの犯罪的な攻撃を非難することを確認した。
この攻撃はレバノンの「主権に対する重大な侵害であり、あらゆる基準から見て犯罪だ」と述べた発言はテレビで放送された。
この攻撃はレバノンの「主権に対する重大な侵害であり、あらゆる基準から見て犯罪だ」と述べた発言はテレビで放送された。
この事情に詳しいレバノン当局者によると、親イラン民兵組織ヒズボラの構成員、約1500人が爆発でけがを負った。
同当局者は情報の機密性を理由に匿名を条件に語った。
同当局者は情報の機密性を理由に匿名を条件に語った。
およそ1年前にガザでの戦闘が始まって以来、ヒズボラは連日のようにイスラエルと戦闘を繰り広げてきた。
イスラエル軍はメディアの取材に対し、コメントを控えた。
イスラエル軍はメディアの取材に対し、コメントを控えた。
爆発は主にベイルートの南部郊外で発生しており、ヒズボラの影響力が強い場所が標的となっているようだ。
ヒズボラはイスラエル軍に傍受されずに連絡を取り合うために、こうした無線端末を使うことがよくある。
ヒズボラはイスラエル軍に傍受されずに連絡を取り合うために、こうした無線端末を使うことがよくある。
イスラエルの内閣は16日夜、ヒズボラによる攻撃で居住地を離れざるを得なくなった人々がいるとし、こうした住民を帰還させることが今や戦闘の公式目標だと主張し、批判の矛先を避けた。
また、ヒズボラに対する総攻撃が近づいている可能性を示唆した。
また、ヒズボラに対する総攻撃が近づいている可能性を示唆した。
レバノン当局は国民に献血を呼び掛けている。
ベイルートの主要病院の一つは、収容能力が限界に達していることから他で治療を受けるよう呼び掛けている。
ベイルートの主要病院の一つは、収容能力が限界に達していることから他で治療を受けるよう呼び掛けている。
ひとこと
無差別テロでイギリス国民を狙った爆破攻撃を繰り返して独立を獲得したいすられる諜報機関が国家の礎であるイスラエル政権の本質を露呈したもので、汚職等を批判するイスラエル国民のデモ等を抑え込んだうえ、選挙を実施しないように戦時政権を維持するためネタニアフが目論む戦闘状態を維持するための動きのひとつだろう。