ロシア国防省は大規模演習「オケアン2024(Ocean-2024)」の一場面を公開し、ロシアの大型戦闘機MiG-31BMが2機、日本海の中立海域で、空から仮想敵国の艦隊の打撃群を網羅し、要撃したとの動画で発表した。
国境侵犯者役を演じたのは対潜哨戒機のイリューシン38で、演習のシナリオにそってイリューシン38は、敵の艦隊を爆撃するため、最大限の接近を試みた。
この演習は北海艦隊の
モイセエフ海軍司令官
による指導の下で実施されている。
太平洋と北極海、地中海、カスピ海、バルト海の海域で行われるこの演習には、400隻以上の軍艦、潜水艦、補助艦隊支援艦艇に加え、120機以上の航空機と海軍航空ヘリコプターが参加している。
モイセエフ海軍司令官はロシアの飛び地カリーニングラード州生まれの63歳。
北方艦隊の原子力潜水艦に長年所属し、潜水艦部隊の司令官を務めるなどした。
ひとこと
ロシア軍の兵站線が弱体化する中での演習であり、参加する中国や北朝鮮との間で火器弾薬類等の提供が秘密裏に行われる可能性が高い。
(この演習で極東からウクライナ戦線まで不足気味の砲弾や弾薬類が運ばれる動きが察知できるかどうかだ。)