米株式市場では13日、USスチールの株価が今年最高の上昇率を記録した。
ワシントン・ポスト(WP 米紙)はバイデン米大統領が
日本製鉄による買収を直ちには阻止しない方針
だと、この事情に詳しい関係者3人の話を基に報じた。
だと、この事情に詳しい関係者3人の話を基に報じた。
報道によれば、そうした買収阻止の決定が短期で下される可能性は低く、11月の大統領選挙後まで起こらない可能性があることを、この関係者は示唆しているという情報が市場に流れ出た。
USスチール株は一時10%高と、取引時間中として昨年12月18日以降で最大の上昇となった。
同日には日鉄による買収が初めて発表されていた。
同日には日鉄による買収が初めて発表されていた。
だが、ニューヨーク時間午後1時ごろには5%高まで上げが縮小した。
ホワイトハウスのシャーマ報道官は、計画に変更があったとは認めず、買収判断を巡る発表は差し迫っていないと発言した。
「USスチールは米国の鉄鋼会社であり続け、国内で保有・操業されることが極めて重要だというのが大統領の立場だ」と続けた。
ホワイトハウスのシャーマ報道官は、計画に変更があったとは認めず、買収判断を巡る発表は差し迫っていないと発言した。
「USスチールは米国の鉄鋼会社であり続け、国内で保有・操業されることが極めて重要だというのが大統領の立場だ」と続けた。
こうした事情に詳しい関係者が先週語ったところによると、バイデン大統領は
対米外国投資委員会(CFIUS)
の審査結果が届き次第、買収を阻止する準備を進めていた。
11日時点で、CFIUSの審査はまだ継続中だった。
対米外国投資委員会(CFIUS)
の審査結果が届き次第、買収を阻止する準備を進めていた。
11日時点で、CFIUSの審査はまだ継続中だった。
なお、CFIUSの現在の判断期限は9月23日だが、延長されれば決定が選挙後にずれ込むことになる。
シャーマ報道官は「大統領は国内鉄鋼労働者に対し、あなた方を守ると言った。その発言は本気だ」と説明した。
また、「先週明らかにしたように、CFIUSからは何の勧告も受け取っていない」と続けた。
また、「先週明らかにしたように、CFIUSからは何の勧告も受け取っていない」と続けた。
ひとこと
政治問題として大統領選挙にも大きな影響が生じかねない。
CFIUSの判断が阻止に傾く可能性は大きく、軍事戦略的な特殊鋼を生産していることもあり、買収における条件設定で大きな負担が生じかねない可能性も懸念される。