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2024年09月14日

米ボーイングの最大労組が労働協約案を拒否し、16年ぶりにストを実施

 米国航空機製造大手
   ボーイング
の最大の労働組合
   国際機械工・航空機工労組(IAM)
のメンバーは、暫定合意していた労働協約案を否決しストライキ実施を決めた。 
 ワシントン州シアトル郊外にある同社の民間航空機製造拠点で生産が止まることになる。

 米西海岸を拠点とするIAMには同社従業員3万3000人が加盟しており、このストは、2008年以来16年ぶりとなる。
 13日午前0時からストに入った。
 同社で最も販売機数の多い「737MAX」を生産するシアトル郊外のレントン工場では、数百人がピケを張った。

 米国時間13日早朝の時間外取引では、ボーイング株が一時3.9%下落した。
 今年1月に起きたアラスカ航空の737MAXの事故や顧客離れ、経営陣交代など危機が続く同社の株価は、年初から38%下げている。
 労働協約案は反対94.6%で否決され、スト実施を96%が支持した。

 ボーイング
   ケリー・オートバーグ最高経営責任者(CEO)
は労使関係を再構築すると表明し、組合員にストを行わないよう呼び掛けていた。
 また、労働組合の執行部は4年間で25%の賃上げを受け入れるよう勧告したが、要求を下回る賃上げ率や年次賞与廃止に反発した従業員らはスト実施を選んだ。

 シアトルはボーイング最大の製造拠点で、737のほか、市北部にあるエバレット工場では777や767が生産されている。

  
posted by まねきねこ at 07:39| 愛知 | Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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