米家計の純資産は4−6月(第2四半期)に過去最高を更新した。
不動産価格と保有株式の価値上昇が支えたかたちだ。
米連邦準備制度理事会(FRB)が12日発表した資料によると、第2四半期の家計純資産は前四半期から2兆7600億ドル(約393兆円、1.7%)増加し、163兆8000億ドルとなった。
家計が所有する不動産の価値は約1兆7500億ドル上がり、1年ぶりの大幅増。保有株式の価値は約6620億ドル上昇した。
家計が所有する不動産の価値は約1兆7500億ドル上がり、1年ぶりの大幅増。保有株式の価値は約6620億ドル上昇した。
企業利益への楽観と利下げ見通しを背景に、同四半期のS&P500種株価指数は上昇した。
中古住宅の在庫が限定的なため、住宅価格は高止まりを示した。
中古住宅の在庫が限定的なため、住宅価格は高止まりを示した。
根強いインフレは家計の見通しを圧迫している。賃金の伸びが失速していることが複数の指標で示されており、貯蓄は減少。投資支出の少ない世帯を中心に、多くが家計は苦しいと感じている。