歴史的な円安に加え、ゲーム機やアニメグッズなど日本製品の人気が高まっており、米国の電子商取引(EC)大手
イーベイ
を利用して、日本から海外に商品を販売する出品者が増え、販売額も大幅に伸びている。
インフレ下に生活費を補う副業としても注目を集めている。
円は7月に対ドルで161円台と約38年ぶりの水準まで下落した。
日本銀行の追加利上げで8月には一時141円台まで急騰した。
依然として歴史的な低水準で推移している。
イーベイを通じた販売の伸びは、インフレが長引く中、日本在住の一部の利用者が副業で所得の拡大を狙っていることを示唆する。
24年の春闘で賃上げ率が33年ぶりの高水準に達する一方、7月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は3カ月連続でプラス幅が拡大した。
輸入コスト上昇によるインフレは家計を圧迫し続けており、早急な円高への切り替えが必要だ。