ロシアのドローン(無人機)攻撃がウクライナ以外の北大西洋条約機構(NATO)加盟国にも広がりを見せている。
週末にはNATO加盟国のラトビアにドローンが墜落した。
無人機の一部とみられるものが領内に3月30日に落下したルーマニアでも、領空侵犯が報告されている。
無人機の一部とみられるものが領内に3月30日に落下したルーマニアでも、領空侵犯が報告されている。
ラトビアのリンケービッチ大統領は8日、ソーシャルメディアの「X(旧ツイッター)」への投稿で、同国東部で7日にロシアの
軍事ドローンが
墜落したことを明らかにした。
軍事ドローンが
墜落したことを明らかにした。
ラトビア防衛省がウェブサイトでロシアの軍事ドローンが隣国ベラルーシからラトビア領空に入り、レーゼクネで墜落したと発表した。
レーゼクネはロシアとの国境から西に約55キロメートル、ウクライナ国境の約700キロメートルに位置する。
レーゼクネはロシアとの国境から西に約55キロメートル、ウクライナ国境の約700キロメートルに位置する。
ラトビア外務省はこの件で話し合うため、ロシアの代理公使を呼び出した。
国境地域と領空、領海の防衛を強化する計画だという。
国境地域と領空、領海の防衛を強化する計画だという。
また、ルーマニアでも7日夜にロシアのドローンが領空を侵犯し、外務省は8日の声明でロシアに国際法の順守を求めた。
ルーマニアは国境に近い地域の住民に注意を促すとともに、予防的措置として
F16戦闘機2機
をスクランブル発進させた。
政府はNATO同盟国にも通知し、緊密に連絡を取り合っているという。
F16戦闘機2機
をスクランブル発進させた。
政府はNATO同盟国にも通知し、緊密に連絡を取り合っているという。
ロシアのウクライナ攻撃は続いており、爆発物を搭載したドローン「シャヒード(HESA・シャヘド136)」23機と巡航ミサイル4発を一晩でウクライナに発射している。
ウクライナ空軍がソーシャルメディアのテレグラムに投稿したところによると、このうちミサイル1発とドローン15機が迎撃された。