イエレン米財務長官は6日に発表された雇用統計について、テキサス州オースティンで記者団に対し、米労働市場が多少鈍化したとはいえ、健全であることを裏付けたと述べ「雇用の伸びがこのあたりで安定すれば非常に喜ばしい」と続けた。
また、さらに軟化することは望まないとの考えも示し「そうなることを望み、期待している」と付け加えた。
8月の非農業部門雇用者数は前月比14万2000人増と予想を下回った。
3カ月平均では、2020年半ば以来の低い伸びとなったが、失業率は4.2%と5カ月ぶりに低下した。
3カ月平均では、2020年半ば以来の低い伸びとなったが、失業率は4.2%と5カ月ぶりに低下した。
イエレン長官は「通常であれば、月14万2000人の雇用増は非常に健全で持続可能なペースであり、長期的な傾向として望むものだ」と話した。
「確かに、雇用市場はいくらか減速しているが、まだ極めて健全であり、この日の統計でそれが確認できたと思う」と続けた。
「確かに、雇用市場はいくらか減速しているが、まだ極めて健全であり、この日の統計でそれが確認できたと思う」と続けた。
4.2%という失業率については、歴史的な基準から見れば依然としてかなり低いと指摘した。
イエレン氏は雇用市場がさらに減速する可能性があると述べ、「これは非常に注意深く見守る必要がある」と述べた。
個人消費と投資支出に関するデータと傾向は依然として力強いとの見解を改めて示した。
個人消費と投資支出に関するデータと傾向は依然として力強いとの見解を改めて示した。