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2024年08月13日

加ノバスコシア銀が米地銀キーコープ株式約15%を約28億ドルで取得へ

 カナダ・トロントに本社を置く
   ノバスコシア銀行
は北米市場に重点を置く戦略の一環として、昨年の地銀危機で特に打撃を受けた米地銀キーコープの少数株式を約28億ドル(約4100億円)で取得することで同行と合意した。


 ノバスコシア銀の12日発表によれば、同行はキーコープ株式14.9%を1株当たり17.17ドルで取得する。
 過去20営業日の出来高加重平均株価と比較すると11%のプレミアムに相当する。
 12日の米株式市場でキーコープは一時17%上昇し、株式時価総額は約155億ドルとなった。

 ノバスコシア銀のスコット・トムソン最高経営責任者(CEO)は「優先市場への資本投下を著しく増やす投資になる」と発表文で説明した。
 ノバスコシア銀はカナダと米国、メキシコで事業を展開している。
 米オハイオ州クリーブランドに本社を置くキーコープは、米国に構えた約1000店の支店で商業およびリテールの銀行業に加え、投資助言サービスを提供。約1870億ドルの資産を管理している。

 キーコープはバランスシート再構築による一部投資ポートフォリオのデュレーション短縮を検討している。この動きは政策金利の急速な引き上げで債券投資が大きく打撃を受け、金融機関の含み損が膨らんだ1年前を思い起こさせる。
 当時はキーコープを含む多くの地銀に対し投資家の疑念が深まった。

 キーコープ株は2023年の年初から16%下落している。
 同期間のS&P500種株価指数は24%上昇している。

 キーコープのクリス・ゴーマンCEOは「当行は現在の資本状況を依然問題視していないが、今回の投資は十分に周知された資本と利益の改善を加速しながら、戦略的な立場を強化することを可能にする」と別の発表文で述べた。

 ノバスコシア銀はキーコープの普通株約1億6300万株を2回に分けて取得する。
 なお、8億ドル相当の初回投資に続く20億ドルの追加投資は、連邦準備制度理事会(FRB)の承認を必要とする。

   
posted by まねきねこ at 14:00| 愛知 ☀| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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